OSS 117 私を愛したカフェオーレのレビュー・感想・評価
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後のオスカー大作戦!?
往年のスパイ映画のパロディー満載のフレンチ・コメディ。
のっけからこのレトロ感!
映像、音楽、衣装、小物に至るまで、2006年の作品なのにそれこそ60年代の作品を見ているよう。
それにしても、ジャン・デュジャルダンがホント、若い頃のショーン・コネリーにクリソツ!
彼演じるOSS117のモデルは言うまでもなく“ショーン・ボンド”だが、チープな作風はむしろ、「電撃フリント」の方に近いかも。
一応、行方不明になった仲間の消息を追って、スパイの巣窟、カイロに潜入する…という“らしい”ストーリーだが、カルチャー・ギャップやイスラム教のブラックジョークネタてんこ盛りで、ナンセンスなフレンチ・コメディはあまり見た記憶無かったので、これはこれで新鮮だった。
でもそれ以上に、OSS117とジャックの海辺で戯れる笑、笑、笑の関係が気になって…。
監督、主演、ヒロイン、音楽。
まさか後にオスカーを制する事になるとはね。
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どこかで見覚えあると思ったら主役にヒロイン、そして監督まで「アーテ...
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どこかで見覚えあると思ったら主役にヒロイン、そして監督まで「アーティスト」のメンツだった(本作のが先)。昔のドラマのリメイクだが、古さ自体をネタにしてギャグにしているのが笑える。空港のシーンなど、本当に古い作品の映像を見ているよう。それにまた一々ジャン・デュジャルダンの笑顔やダンスが笑わせてくる。イスラム教徒ネタなど臆さないブラックなユーモアもあるし、この間延びした笑いのテンポやネタのセンスがアメリカの笑いよりも日本人の感覚に近いような気がする。
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