「良かったです。」終の信託 たかしろさんの映画レビュー(感想・評価)
良かったです。
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2時間半もあったのか、と思えるくらいに魅せる映画でした。
ラストの医師折井と、検察官塚原のやり取りは緊張感半端ないです。
真実と事実が戦った時、法のもとでは事実が勝ち、出てきた真実は考慮される。
見た人の大勢は、折井側の味方になりそうな印象を持ちました。
塚原の言ってる事は正しいけれど、折井の言葉を受け付けず、言葉の隙を狙い、誘導していく感じは狡猾な印象があります。
延命治療を中止した江木さんの苦しむシーンも力が入りました。あのシーンを見てしまうと、果たしてこれは正しいのかどうかと思えます。ただの肉の塊として生きたくはなかった江木さんの希望を叶えた結果なのですが。人命って、難しいと思いました。
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