「ふざけてるけど見入っちゃう」トロール・ハンター スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
ふざけてるけど見入っちゃう
意外と言ったら失礼かもしれませんが、思っていたよりもこれは面白かった!
半端じゃない胡散臭さなんですが、胡散臭いと分かっていながらもついつい見入ってしまう妙なリアル感が、たまらなくツボでした。
まあ明らかに嘘、お遊び心満載な映画なので、途中でしらけちゃう人もいるでしょうが、私はフェイク・ドキュメンタリーとしては良く出来た映画だったと思いましたね。
トロール探検隊的な学生達の無謀感、チャラさ加減も、この手の映画あるあるな感じのバカっぽさで良かったです。
そしてトロールハンターなるオッサンの存在もツボ。
市民の平和を守るため、巨大トロール退治を秘密裏に実行するオッサンが、見た目のむさ苦しさとは裏腹に物凄くカッコ良かった!
またオッサンは政府公認のハンターなのに、薄給だは臭いは汚いはキツイはと、愚痴と哀愁たっぷりなところも妙に惹かれました。
しかし政府がトロールの存在を隠し続けるには、いくらなんでも大きさも含めて無理がある・・・でも、そんな嘘臭さもこの映画の魅力だったりするんですね。
ただ、トロールは確か妖精だったはずですが、見た目がほぼ怪獣で、汚らしすぎたのが何とも(苦笑)
ある意味妖精ってリアルな姿はこんなものなのかも?
そんな政府も隠蔽するトロールに纏わるフェイク・ドキュメンタリー、突っ込みどころは満載でしたが、私は案外楽しめました。
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