「苦しめるコトでの愛情表現」少年は残酷な弓を射る 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
苦しめるコトでの愛情表現
序盤から時間軸が行ったり来たりでセリフでは無く映像で物語を理解していく中、起こる出来事に陥ってしまった母親の現状をユックリ描写する演出に興味は薄れない。
ブルースやカントリーにB・ホリーと作品のテーマとズレているような音楽の使い方のセンスが良く失礼な言い方だがダサい人種の地味なパーティに誰もがお馴染みの"ワム!"を使うのも意外性があって良い。
望んで産んだ訳ではなく子育ても苦しみ愛情を与えて育てたってよりも努力して彼を理解しようと気が付いたら脅威な存在でしかない息子。
観ていて引いてしまう母親に対しての嫌がらせも可愛いモノでは無く絶望の淵に追い詰めるまでの行動に苦しめることが彼の母親に対しての愛情なのか?
ペンキ塗れにされた部屋の壁が何年経っても変わらないのは、変えられない?
そこに母親の気持ちが表れているような!?
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