「堕天使系美少年は究極のマザコン」少年は残酷な弓を射る アルパカさんの映画レビュー(感想・評価)
堕天使系美少年は究極のマザコン
フォロワー様に恐ろしいくらいに美しい美少年の画像を送っていただいた際、私は観なければと確信した。
なんていったって、美少年。
フォロワー様曰く、堕天使系美少年。
そんなもん観なきゃいかんでしょう!!っとこの作品を観ることになったのですが...
とんでもない内容だった。
ガチで堕天使美少年じゃないですかああああああ!!!
そして、究極のマザコンであった。
最初のヒャッハーーートマト祭りを観ていただければわかるのですが、今からとんでもないこと起こりまっせフラグビンビンでした。
簡単に言えば、息子を愛せない母(ティルダ・スウィントン)と大量無差別殺人を犯した息子(エズラ・ミラー)の母親視点でのストーリーです。
母は授かった息子を孕んだ時から愛せなかった。それが伝わったのか、幼少期から息子は母親に対してのみ反抗的だった。そんな息子をどんどん嫌いになっていく母。
そんなときに、2人目妊娠。出産。とっても可愛い妹ちゃんが産まれるわけです。母はもう娘にメロメロ。ある日、息子は風邪を引くわけです。息子は普段とは別人のように母に甘えます。妹に母親をとられたためかと思いましたが、治った際には元に戻ってました。風邪を引くと、甘えん坊さんになるのか可愛いなチクショウ。個人的に凹むシーンが多いので、この風邪のシーンの破壊力すごいですよ!!!
まぁ、美少年に育ったお兄ちゃんはパッと見では妹に従わせたりいたずらしたりする普通のお兄ちゃん。普通なのか、前半のせいで普通に見えないが...。
しかし、妹のペットがいなくなったり、妹が失明したり...明らかにお兄ちゃん貴様犯人だなってこともあり、夫婦間は離婚を相談するまでに...。
そして、16歳の誕生日前に大量無差別殺人を学校で起こしちゃったんです。
ついでに父と妹も殺して。
母親だけは生かして。
18歳になり、大人の刑務所に行く息子に「なぜあんなことを?」と聞く母。「昔はわかってたけど、今はわかんない(´;ω;`)ウルウル」と言う堕天使系美少年。
これが本心かはわからないんですよね...。
なんてたって、あと2年で出てこれちゃうんですから...。
《大好きな母親を独り占め計画》は成功したんでしょうね。
結局のところ、母親は彼の帰りを待ち、彼の存在に苦しめられ続けたんですから。
母親役のティルダ・スウィントンの演技がすごすぎて、ふえええとなりました。なおかつ、美少年までついてくる。素晴らしい。演出も母親=息子というのが強く現れていて好きです。常にハラハラドキドキ感があって、EDが無音。見終わった後は(゚д゚)って顔になります。その後、無駄にテンションが上がります。しゅごいってなってます。
そう、今まさにこの状態です。
面白かった!!!