劇場公開日 2012年10月26日

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「時代を忠実に再現した佳作。「ミュンヘン」と合わせてどうぞ」アルゴ CAMAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0時代を忠実に再現した佳作。「ミュンヘン」と合わせてどうぞ

2013年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

飛行機の機内で見ました。アカデミー賞関係で話題になってる作品なので、期待しつつ。

映画全体の雰囲気としては、以前スピルバーグが撮った「ミュンヘン」に近く、70年代、革命後のイランで起こったアメリカ大使館人質事件と、それに対するCIAの動きをていねいに描いています。リアルタイムで認識していた事件ではないので、事件の背景もよく知りませんでしたが、一通りの解説がしっかりされているので、時代背景がわからなくてもちゃんと理解できます。しかし、まさかこんな作戦が実行されていたとは驚きました。

映画の雰囲気も70年代の実写そのままといった雰囲気で作られており、非常におもしろかったです。最後の逃亡劇は本当にハラハラで、あそこまでではないにしても、相当な緊張感だったことは想定できます。主役のベン・アフレックの役柄もよく、娯楽作としても十分楽しめると思います。

ただ、個人的には「ミュンヘン」のほうが好きだったなあということもあり、やや辛めの点数としました。

CAMA