「トムがトムであるために」アウトロー arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
トムがトムであるために
特別好きでも嫌いでもないので彼が出ているからといって出演作を観ることもないのだが、やっぱりこの人のスターオーラだけは無視出来ず、最近ではどんな作品でも“トム・クルーズ”であることに納得している私にとって唯一のスターがトム・クルーズである。
で、シリーズ化も企画されているらしい今作では、トムは元憲兵隊の捜査官ジャック・リーチャー。白昼堂々六人の一般人が射殺されるという狙撃事件が起き、犯人として逮捕された元兵士が自白する代わりに呼んだのが、ジャック・リーチャー。
どうやら元兵士は濡れ衣を着せられたらしい。
というこの辺りまでは面白くなりそうだったのだが、事件の黒幕が姿を見せる辺りからはもうグダグダ。
とにかくストーリー展開が雑。
R・ジェンキンズもR・デュバルもV・ヘルツォークも無駄遣い感半端なし。
いくらトムのスターオーラでもグダグダなストーリーを救うことは出来ず。
特に事件の落とし前の付け方たるや、ヘレンじゃなくても、「どうするの⁈」って言いたくなちゃうよな。
途中で脚本を投げたとしか思えないクリストファー・マックァリーってこ程度の監督だったの?
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