「僕は気付いた。ウソは身を滅ぼす」フライト shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
僕は気付いた。ウソは身を滅ぼす
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映画「フライト」(ロバート・ゼメキス監督)から。
主人公のパイロットが、アルコールを飲んで操縦しても、
旅客機墜落の危機を「背面飛行」という離れ業で乗り越え、
多くの乗客の命を救った。
このことが、犯罪者か英雄か、と問われる展開かと思いきや、
意外と、良心・ウソや神などにスポットが当たり、
監督がこの作品を通じて、私たちに何を伝えたかったのか、
ちょっとわかりにくかった。
気になる一言は「アル中をなおす人たちが集まる集会」で、
前に出て体験発表していた男性の発言メモ。
「ここに、アルコール中毒の人は?」(主人公以外は挙手)
「それを確認することが大切です。
それによって、本当の自分を自覚する。ウソをつくほど、
僕の人生はどんどんウソで塗り固められた。
僕は気付いた。ウソは身を滅ぼす、
ウソつきはここにいられない」と熱弁したシーンから。
そして、ラストシーン。
「まるで生涯のウソをつき切ったみたいだった。
それ以上、ウソはつけなかった」というように
「ウソ」という単語が飛びかったから、
「良心の呵責に耐えかねて」がピッタリの映画だった。
P.S.
作品冒頭、主人公の動きが気になった。
「スマホにかかって来た電話がうまくとれないシーン」
(搭乗しようとして)「タラップにつまずくシーン」
こんなことを、メモする私も私だけど・・。(汗)
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