「すでに他作の宣伝って…。」リンカーン 秘密の書 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
すでに他作の宣伝って…。
これもかなりの間しつこく(スイマセン)劇場予告で宣伝されてた、
リンカーンが、もしもヴァンパイアハンターだったら…?という
ドリフ大爆笑のネタながら^^;その思いつきには賛辞を贈りたい。
あの奴隷解放も、実はヴァンパイアに人身売買されている奴隷の
解放だったのだ…!なんて、どこまで飛ばすのかと思ったけれど
結局最後までブンブン斧を振り回す物語だった(モチ誉めてます)
実際にリンカーンは斧の名手(こういう言い方でいいのか)という
説があるから、これも強ち嘘じゃないのよね。
いちいちこじつければ色んな武器や怪獣も出せそうだけど、まぁ
そこまでいくとリンカーンである必要性が皆無になってしまうので、
もうこのへんで。っていうことなんでしょうけど…^^;
ものすごく面白かったか?と言われると、実はけっこうウトウト
したシーンもあって、見所は何といっても彼がヴァンパイアを倒す
ところだ!なんて初めは思って観てるんだけど、それが延々続くと
段々飽きてくるんだわ(スイマセン)。そもそも彼の仲間が初めから
人間じゃないし^^;そういう混在率を冒頭から頭に馴染ませないと、
かのエイブラハムが!!なんていう志もススーっと流れ出てしまう。
アクションシーンはけっこうな迫力なんだけど、どこにも現実性が
見当たらないため、まぁこういう感じになるよね~なんて冷めた目
(ホント申し訳ない)で観ながらも、いよいよ彼が政治家を目指して、
あの演説までの道のりに至ると、またそれなりに面白かったりする。
まぁハッキリいうと、どっちつかずの話ってことかしら^^;
主役のB・ウォーカー、あまりお目にかかったことがないので…
どちらかというとバケモノ(あ、スイマセン)役の人々の方がステキ。
D・クーパー、R・シーウェル、皆さん観応えある顔しているわぁ(爆)
つまり邦題が削ってしまった「ヴァンパイア・ハンター」の部分が
今作では要になっている気がしますねぇ。リンカーンじゃないのよ^^;
彼のきちんとした歴史活躍を観たい人は、もう少し待てば大丈夫。
とりあえずコレはコレ。という観方でいいのかな。
(すでに冒頭でスピルバーグのも観てね。ってアレもすごい度胸だわ)