劇場公開日 2012年8月24日

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「画はスゴイが難しい」プロメテウス harukitaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0画はスゴイが難しい

2012年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

まず始めに触れておかなければならないのは、本作「プロメテウス」は私のような海外生活もなく、聖書にも詳しくない者がフラッと行って、面白かったと言って映画館を後に出来るような映画ではなかったということだ。
そう感じたのには、本作にはキリスト教がかなり関わっているということと、人間の祖先は猿であるといういわゆる進化論の教育を受けてきた私には、神が全ての創造主だと言われてもいまいちピンとこないからだ。なにしろ本作では、進化論は完全否定されている。そして信心深い人だけが助かるというカタチになっている。だからと言って、決して面白くなかったわけではない。ある意味「エイリアン」の前日譚的な部分は良かったし、作り込んだ画はさすがにスゴいなと感じた。
エンジニアも人間もエイリアンも結局は神が創ったということなんだろう。
そしてそこに触れる者には天罰が下り、信じる者は救われるということなのか。やはりこれは日本人には馴染み難い作品かもしれませんね。

harukita
工兵さんのコメント
2012年9月2日

別に、結局すべてを作ったのは神だ。信じるものは救われる。なんてメッセージは無かっただろう
まあ確かに、比較的社会的地位の高い人々でも進化論を否定する者が少なくない国の映画ですから、「いや、常識的に考えたらダーウィンが正しいっしょ」って観念が先行して物語にどっぷり浸かれない部分はあるのかもしれないけれど
神による人間の想像を否定してるのは変わらないので、キリスト教をベースにした物語でもなんでもないことは確かです

工兵