「LV-223」プロメテウス everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
LV-223
"Alien: Covenant"を観てからの復習。
映画塾やその他の解説から学んで、ようやく方向性?を推測出来るといった感じです(^_^;)。
当初の脚本では伏線回収出来ていたのが、手直しした脚本で、説明を省いた上に、更に謎をてんこ盛りした結果なんですね。
20億年前の地球(か他の惑星)で白い宇宙人(Engineer)が黒い泥(goo)を飲み、自ら犠牲となって生命の種を植え付けた → 人間(や他の生命体)の誕生。
2000年程前に、人間を導くため、Engineerの代表が地球にやってくる。この人が実はJesus Christ。しかし、人間達はChristを磔にして殺してしまう → なんて野蛮な奴らだと怒ったEngineersは、兵器として育てていたaliens(ないし生物兵器の源?)を(Prometheus号が到着したLV-223星から)地球に送り込み、人類を抹殺しようとする → しかし自ら創ったaliensに襲われ、Engineers自身が殺されてしまう。
以上を何となく理解したであろうShawとDavidは、1人生き残っていた好戦的なEngineerを滅ぼし、Engineerの宇宙船に乗り込み、Engineersの居住星を目指した…。
と、ここまでが本作の流れ。多分…。
HollowayやShawは純粋に創造主としてのEngineerに会いたかった。
それに対しDavidは、生物兵器を密かに持ち帰るミッションを受けていたとかいないとか。また、自分を造り出した人間を内心蔑視していて、その人間を創ったEngineerのこともあまり信用していないが、同時にEngineerなら自分を本物の人間にしてくれるかも知れないという淡い期待も抱いている??
創ったはいいけど、創造物が期待通りに生きるとは限らず、創造主を殺すこともある。
Engineerがalienや人間に殺されたり、アンドロイドが人間を殺したり。
人間に良かれと思って神の火を与えたPrometheusは拷問を受けます。そして人間側も、火の恩恵を受けたけど、戦争も始めてしまったと。
映画がどうって言う以前に、内容を理解するだけでお腹いっぱい(*_*)。しかし詰めの甘い次作より、設定はまだマシで、映像が良いと思いました。未調査の惑星で安易に火炎放射器を使うのはどうかと思いますが。