「実にきれいにまとまっている」幸せへのキセキ αさんの映画レビュー(感想・評価)
実にきれいにまとまっている
「20秒の勇気をもて」「“いけないかい?”」(←でしたっけ?)とか、妻の古びたパーカーとか、細かいセリフや道具、設定なんかが全部きれいにストーリーや人物の動機にかかわり、最後にきちんと回収される。非常によくまとめられていたと思います。
きれいにまとまりすぎて、やや物足りなさも感じるのは贅沢なのかもしれません。もうちょっとハードな困難があってもいい気はしましたが。案外どれもすんなりクリア(しているようにみえてしまう)。
役者も過不足なく。うまい人ばっかりだが、鼻につくようなこともない自然体。マット・デイモンの兄がトーマス・ヘイデン・チャーチってのが、最初はちょっと意外だったけど、面白いキャスティング。曲者俳優なトーマス・ヘイデン・チャーチが演じる兄貴もいいヤツです。ロージー役のマギー・エリザベス・ジョーンズちゃん、可愛いね。どうしても、ああいうおしゃまな女の子というのには弱いです。
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