「人生っていろいろあるね・・・ Whatever?」幸せへのキセキ 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
人生っていろいろあるね・・・ Whatever?
マット・デイモンがこんな父親役を演じられるなんて思わなかった。スカーレット・ヨハンソンがセクシーさを封印して、ガッツある女性を演じていた。エル・ファニングが素直なかわいらしさを自然に演じていた。まず、出演者の自然な演技に胸を打たれた。私が大好きな「ザ・エージェント」もそうだが、キャメロン・クロウ監督は、八方ふさがりの主人公を描くのがうまいと思う。そういう主人公を突き放さずに暖かい目で描いていく。そして、感動を押し売りしない。その点もいい。淡々と描写していくだけだ。この映画はキャストが豪華だが、派手派手しい映画ではない。でも、じわじわと目を潤ませてくれた愛すべき作品だった。きっと落ち込んだ時に観ると、元気がもらえそうな映画だと思う。
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