劇場公開日 2012年6月8日

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「ライオンには食われなかったが、子役に食われた」幸せへのキセキ マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ライオンには食われなかったが、子役に食われた

2012年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

たまたま気に入った屋敷に動物園が付属していて、動物園の運営を引き継ぐことが譲渡の条件というのがポイント。
運営再開のためには、施設を行政検査に合格させなければならず、金銭的に行き詰まる。

ところが、課題山積の割にはサクサクとコトが進み、やや拍子抜け。
動物園の運営の素人が、動物を知ることで家族をも知るという他愛もないホームドラマに、マット・デイモンやスカーレット・ヨハンソンは贅沢すぎる。

亡き妻との約束とか、やっとできた施設を破壊してしまいそうな嵐の来襲とか、そんな予感をさせるあの予告篇は無理に盛り上げた産物か?

安直な脚本をそれなりに面白くしたのは、ベンジャミンの兄・ダンカンのトーマス・ヘイデン・チャーチや、法務審査官のジョン・マイケル・ヒギンズといった脇を固める面々が楽しいからだ。
そして何よりも、娘ロージーの子役マギー・エリザベス・ジョーンズの愛くるしさで引っ張ったという感じだ。

だいたい、亡き妻との思い出の場所に足も踏み入れられない男が、いとも簡単にヨハンソンの魅力に落とされるってどーよ。
そりゃ、ハッピーエンドに越したことはないが・・・。

マスター@だんだん