「3D映画とはこういうことさ。」タイタニック(3D版) sigeさんの映画レビュー(感想・評価)
3D映画とはこういうことさ。
という、監督のドヤ顔が目に浮かびます。
新作でも3Dの必要性すら?な作品が多いですが、
本作は俯瞰ショットや群衆シーンの3D効果が素晴らしく、
まるで最初から3Dカメラで撮影したかのような錯覚に陥ります。
意外と“水が迫ってくるシーン”の効果は期待ほどではなかったのですが、
クライマックスの“せり上がるシーン”は圧巻です。
高所恐怖症の方は要注意です。
遭難者の恐怖が味わえます。
沈没から100年。
最初の公開当時、キャメロン監督へのインタビューで
“テクノロジーに対する過信への警鐘として本作を作った”と言っていましたが、
奇しくも今では原発事故とダブってしまいます。
アンドリュース氏の“鋼鉄の船は沈む。それが自然原理だ”という言葉が印象的でした。
地方では上映回数も多くないでしょうし、
それほどロングランで上映するとも思えないので
「タイタニック」を見たことが無い方、興味がある方はお早めに。
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