顔のないスパイのレビュー・感想・評価
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The 捜査!
ルック△
シナリオ◯
アクター◯
デプス△
ラスト◯
オススメ◯
The 捜査!って感じした。ラストはおぉ?おぉ?おぉ!って感じでした。そうだったか!楽しかったですよ!ざっくり言うと
設定が強引
総合:65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
カシウスはCIAの多忙な仕事をしながら、一方でロシアの一流の殺し屋を兼業していた? 情報を探る二重諜報員というのならばわかるけど、この無理やりな設定はなんだろう。結末も唐突だったわりにあっさりとしている。意外性を出そうと何かと強引な設定を詰め込みすぎて、やはり物語が強引になっている。
リチャード・ギアはもういい歳だが、その割に秘密の武器を使った活劇もあったし過去の話もあったしで、物語の最後で彼の迎えた結末以外は存在感があった。
原作通り「ダブル」な映画
Rギアが相変わらずイイ渋みを醸し出してたけど
死に際があっけなくイマイチだった。
最後のどんでん返しの二重スパイの話は
取ってつけたような話で
それよりRギアの疑惑を突き詰めていくストーリーにした方が
面白かったのではないかと思った。
星は2.5だけど四捨五入して3
→ 星半分にできることがわかったので訂正しました。
割と好きだなーと難なく見れた。 唐突な展開で置いてけぼりにされる所...
世界観の押し付けがキツイ
家を無くしたスパイ
『3時10分、決断の時』『ウォンテッド』の脚本を手掛けたマイケル・ブラントの初監督作。
上記2作は好きだが、脚本が抜群!って映画という訳でも無かったよおな。
とはいえ本作、僕は割と楽しんで観られました。
わざわざ劇場で観るほど派手な内容とは言い難いが、
最後まで話に引き込まれて観られたので観て損ナシのスコア3.5判定。
予告編では『誰も顔を知らない伝説のスパイ・カシウスの正体は?』という
ユージュアル・サスペクツ的展開を匂わせていたが、
実際は『カシウスを模倣する殺人者をカシウス自身が追う』という話。
ちと肩透かしを喰らった感はあるが、
警察→本物→偽物の二重追跡構造という入り組んだ話を
上手く見易くまとめたなと思う。
それにやっぱりカシウスの殺しのテクニックがね、良いアクセントになってますよ。
腕時計に仕込んだワイヤーでサパッ!と喉元を切り裂く、残忍且つ鮮やかな手口。
うーん、ろしやの殺し屋おそろしや(←ひどい)。
演じるギア様はまるで悪党には見えないが、
単なる殺人マシンに見えない配役にしたかったと思えばね。
けどあのドンデン返しは不満。
実は僕はあの展開を読めずに結構驚いたんだが、
そんなサラッとした流れで明かしちゃうの?と勿体無くも感じた。
“観客の意識を逸らす”という点では割と成功してたと思うが、
あまり伏線らしい伏線が張られてた訳でもないので、
「騙されたッ!」という快感は薄かったなあ。
まあ甘ちゃんな話に弱い僕は、互いを牽制しあう主人公2人が実は何十年もの間、
師弟のような関係を結んでいたという展開にグッときたりした。
気付いてみれば、子どもの頃から憧れていた男と同じ場所に立ち、
まったく同じ道を辿っていた主人公。だがそれに気付いた時には……。
そう考えると、最後の展開は少し切ない。
「家に帰れ」という言葉に彼が従ったのは、
家族への愛情も勿論理由のひとつだろうが、
あの言葉がずっと尊敬してた男の、そして
昔々に帰る家を無くしてしまった男自身の願いだったからなんだろう。
……それにしても、
未だにアメリカ人は家庭的で暖かい、
ロシア人は冷たいというイメージなのかしらん。
たまには“強面だけど実はハートフル”みたいなロシアンスパイも観てみたい気がします。
例えばこう……チェブラーシカ大好き! 趣味はマトリョーシカ収集です!みたいな。
……いや、やっぱヤだ……。
<2012/3/4鑑賞>
ありきたりな結末
ちょっと前の試写会で、映画の最後の何分か前にいったんとめて、犯人当てゲームがあるという試写会があったので、よほど複雑な筋なのかな、とワクワクしながら観に行きました。
(映画は筋を読まずに観るので。)
リチャード・ギアは正直あまり好きでもないのですが、もう一人の主役とともにまあまあ。
でも、落ちはどこかでみたような筋で、ミステリー好きの私は半ばくらいで犯人がわかってしまいました。
まあ、あまり退屈せずには観れましたが。
芸のないスパイ。
この邦題、原題のままだとあまりにバレバレだから^^;
苦肉の策でこうしたのかなぁと思うけど、なんだか変。
そして内容は、、
これ多分、小説とかで読めば面白いのかもしれないけど
人気脚本家が監督に乗り出して、演出で失敗してる感じ。
タイトルもそうだし(まぁこれが策略だとしても)、
スパイの正体が明かされるというドキドキ感がまるでない。
こう…話の運びでどうだ?巧いだろ?感を強調し、最後に
明かされる意外な正体で観客の唸りを期待していながら、
この場面も全然こちら側に効いてないという…
なんだかそこまでの、あの長い道のりはなんだったんだ?
的な捜査がいちいち思い出され、それが普通なら観客に
してやられた!感を醸すのに、本作にはそれがないのだ。
サラサラ~っと流して感動に繋ぐ…え、なんか違うよね^^;
ふとキャストに目を遣れば、あ~これがギア様の役どころ
(真骨頂)だもんね、と納得はいくけど、そしたらこの先、
彼が何をやってもこのオチかい?ってことになりかねない。
顔のない、というより芸のないスパイ、みたいじゃん。
カシウスのワイヤー殺し(必殺!)や、暗闇行脚みたいな
おどろおどろしさをもう少し継続させて、観客の興味を
繋げばよかったのにねー。ロシアのスパイ?ってだけで、
かなりのファンがいるというのに、もったいない話だ。
ギア様と組んで捜査を続ける新人捜査官、T・グレイスも
なかなかの熱演、だけど最後がどうにも尻すぼみだったな。
彼のギョロギョロした瞳を見てると、イイ人にも悪い人にも
見えるという(だから役柄多彩)ひょっとしたら、ギア様より
演技の幅が広がるかもしれない若手くん、という気さえする。
ぜひ、芸のある役者として頑張ってください。
監督が別口で用意されていたら、違ったかもしれない作品。
脚本が握る部分は確かに大きいけど、それを作品にすると
いうのは、簡単じゃないんですね。監督って凄い仕事ですね。
(ギア様はスタイルも変わりませんなぁ。相変らずニヒルだ)
前半じっくり描きながら、後半バタつく
素材はおもしろい。
20年前に死んだとされるソビエトのスパイ“カシウス”と同じ手口による要人暗殺。
そのカシウスを追い続けながらも引退した元CIA捜査官。そして、カシウスを調査していた若手FBI捜査官がタッグを組む。
ほんとうにカシウスは生きているのか?
生きているとしたら、その正体は?
その犯人の目的は?
呼び出された元CIAポールと、若きFBI捜査官ベンは生き残れるのか?
ミステリー&サスペンションとして、そそられる設定だ。
前半は、CIA長官のマーティン・シーンが渋く脇を固め、それなりに見応えはある。
だが、二転三転する肝心な終盤を、うまく見せられない。
演出が要領を得ずバタバタしてしまった。
原題「The Double」からおおよそ結末の予測がつく上に、ある人物の正体を早くから明かしてしまい、ほかの人間がそのことにいつ気づくのか、それしか興味を持てなくしてしまった段取りにも疑問が残る。
良くも悪くも、『はーちぃ』と犬に呼び掛けていたリチャード・ギアが極悪人であろうはずもなく、と勝手にキャラを連想してしまうキャスティングも足枷になって面白みを半減した。
せめて、ベン(若手FBI捜査官)が車を降りずに走り去ったなら、もう少し印象の違った作品になっただろうに。
リチャード・ギアの別の面を見た気がします。
ワシントンでロシアと密接な関係にあると言われている上院議員が殺害される。その殺害犯は、伝説の暗殺者“カシアス”なのか・・・。
冷戦終了後のアメリカ。そのアメリカには、冷戦時代の10倍ものロシアのスパイが潜んでいると言う“設定”になっています。“設定”と記したのは、本当かどうか、私が知らないから。もしかしたら本当かもしれませんね。
物語冒頭、メキシコからの違法移民のシーンがあります。これが物語にどう関係しているのかと思ったら、(当然ですが)バッチリと関係していました。
それにしても、リチャード・ギア。こう言うリチャード・ギアもあるんですね。彼の温和なイメージとは一味も二味も違う、演技にビックリです。普段温和な雰囲気なので、こういう時にバッチリと決まるのかもしれません。
原題の『The Double』は、二重スパイという意味があります。ですが、(ネタバレになるので記しませんが)物語の結末を見ると、もうひとつの意味もあるような気がします。いやぁ、そうきますか・・・。中々、味のあるエスピオナージュだと思います。
逆に、日本のタイトルの『顔のないスパイ』は、確かにそう言えばそうだけど、何かイマイチ。下のままのタイトルの方が良かった気がします。
これ以上書くとネタバレになるので、書けるのはこの位? 面白かったです。
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