劇場公開日 2012年6月2日

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「おもしろかった。かなりの傑作だと思います。ドラマ版は見ていなくても大丈夫です。」外事警察 その男に騙されるな Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5おもしろかった。かなりの傑作だと思います。ドラマ版は見ていなくても大丈夫です。

2013年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

「外事警察」のドラマ版はたしか「ハゲタカ」のすぐ後にNHKで放送したと思う。

「ハゲタカ」の映画版はダメだったけれど、ドラマ版は超傑作ですごくおもしろかった。

そのため「外事警察」のドラマ版も期待して見たのだけれど、残念ながらあまりおもしろくなかった。

「24」みたいなものを想像していたのだけれど、実際の内容は、石田ゆり子さんをだまして、追い込んで、利用するみたいなストーリーだった。

それに中東のテロリストなんて日本にいるのか?みたいなところもあった。

今回の「外事警察」映画版は石田ゆり子さん→真木よう子さんになっていて、基本は同じなのだけれど、敵が北朝鮮(映画ではなぜか「あの国」)の核テロリストというのがよかった。

韓国の諜報機関も巻き込んで、韓国ロケもあるし、多少のアクションシーンもあり、なかなか映像もよかった。

一番よかったのは犯人の動機です。

普通邦画だと、この部分はいつもないがしろにされていて、そんな人いないだろうという感じで、共感できないことが多いのだけれど、この映画はちゃんと犯人の動機に共感できて、感動した。

テーマ曲はドラマ版と同じでしたが、内容的にはドラマ版を使ったネタはほぼないので、ドラマ版は見ていなくても大丈夫です。

Push6700