「公安のゲス野郎、復活!!!!!」外事警察 その男に騙されるな ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
公安のゲス野郎、復活!!!!!
うおー待ってました外事警察!
TVシリーズじゃ主人公住本が刺されるという衝撃のラストで幕を閉じちゃって、おいおいそんな突然の思わせ振りな最期あるかよ!と憤慨しつつ内心は彼の復活を信じておりました。
そして案の定というか、まあね、しっかり生きてたというw
前回で警察を辞したけど映画版じゃまた呼び戻されちゃうっていうwそんなこと可能なのかよ?
ま兎にも角にも“公安の魔物”のご帰還です!!!!
つかTVのラストで刺されて今回も刺されるってかなりヘビーな環境ですねぇwでもこの住本って男、刺されるに値するほどのゲス野郎ではあるんですけどもw
TVん時から相当にゲスかったんですけどまあ今回もゲッスいです。
このシリーズの醍醐味の一つに『協力者の獲得』が挙げられると思うんですけど、普通の民間人を外事警察のスパイに仕立て上げるって作業ですね。
今回目を付けられた真木よう子演じる果織を協力者に仕立てるシーンもなかなかにスリリングで白熱。手練手管で有効的に罵って相手を落とす住本のゲスさ炸裂。
住本のお目付け役?の松沢陽菜からも「私、あんなゲスにもう騙されない!」という気負いを感じましたが今回も最後まできっちり騙されてるっていうw
んでもうラストは鳥肌立っちゃいましたね。
多分そうなんじゃないかなー?と粗方予測はしてたんだけど、実際そうだったんで期待通りというかw期待通りにゲスかったんでね!
作品的には重厚でノワール感漂うというか人によってはただただ重苦しく感じるかもしれないし、エンタメとしては賛否あるのかなーとも感じますが、自分は渡部篤郎扮する住本健司という男を観る為の『外事警察』だと思っているので、今回も非常に満足でした。
またあの手この手の新手なゲスさに期待を込めつつ続編期待しています!