「バーディング」ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
バーディング
劇中では「バードウォッチング(Bird Watching)じゃなくて、バーディング(Birding)」と言いなおすシーンがあります。 愛鳥家という点は同じですが、前者は見て楽しむ事、後者はどれだけの種類の鳥を見つける(見る)ことができるかに 重きを置く事のようです。
3人の愛鳥家は それぞれの事情・問題をかかえながらも、“バーディング”を生きがいとして世界記録(The Big Year)に挑む。同じ目的を持ちながら進むうちに、 それぞれが行きついた答えは… というストーリー。
夢にまでみたBig Yearに挑戦する しがないサラリーマン・ブラッドを演じるジャック・ブラック。 今回は 笑いはうす味の控えめ。 後半は ちょっと涙腺が緩むようなシーンもあって、ただのおデブちゃんに見えるけど 実は演技もできます。あんなに歩き回っても痩せないのが映画、か?その辺りはもう少し演出があってもよかったかも。
Big Yearの記録保持者・ボスティックを演じたオーウェン・ウィルソン。『アルマゲドン』以来、いい演技を見せてもらいました。 ちょっと鼻につくけど どこか憎めない奴。オーウェンの魅力が出ていたと思います。
大会社を経営する ステューを演じた スティーブ・マーティン。 歳をとっても見た目が変わらない、彼独特の間の抜けた演技も そのまんま。 そこが他の二人とうまく絡み合って 良かったと思います。
全体的に見て小笑いがちょくちょくある本作品。「実話を基に作られた…」という部分も「どこが?どこまでが?」と訝しい。。 また ストーリーも単調でエンタメ好きとしては まったく物足りない。。 それでもハリウッド映画では顔なじみの3人がそろったというお得感と、生きがいを持つことの素晴らしさはしっかり表現できていたと思います。まぁためになった(お勉強できた)ということと、出演者の衣装が 何気にオシャレだった部分を評価して +0.5の 3.0評価で。