劇場公開日 2012年11月23日

  • 予告編を見る

「原作本読んだはずなのに、最高に痺れた!」カラスの親指 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0原作本読んだはずなのに、最高に痺れた!

2018年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原作本を読んだのが5年前。面白かったんですよ。
今回wowow放送があったので、「見ようかなあ、だけど長丁場だしなあ」と一抹の不安を持ちつつ見始めたら。

冒頭競馬場でのくそ真面目なサラリーマン風のタケと詐欺師の場面。
「はあ?!」とびっくりし、これはいけてる映画に間違いないと確信。
タケ役の阿部ちゃん、ナイスすぎる!。

タケの「保証人になったために闇金に追われ、詐欺師になる羽目になった」など、結構お金に人生を狂わされた悲しい過去も各人物に出てくるので。一歩間違うと暗い話なんですが。

村上ジョージさん演じるテツの「次、どうします?」とにっこりする顔に。癒されそして、次の作戦行こうぜ!と癒されるのがツボりました。この映画の面白さをUPしているのは、間違いなくジョージさんです。

そこに加わった2姉妹+恋人1人の計5人が、身を隠すために借家に住む「疑似家族」。このままでいれたらいいけど、そうもいかない。
タケを詐欺師にしたヒグチに一泡吹かせる計画。もうはらはらドキドキの冷や汗だったのは、私だけじゃないはず。

「あ、これで終わりね」とスイッチに手を伸ばしら。マジカヨ、マジカヨ!。そういえばあんなこと、こんなこと。あったよな!。
見事などんでん返しに、してやられました。

複数人で「あーでもない、こーでもない」「どうなるんや?」なんて話しながら見るのにぴったりな娯楽詐欺映画(変な言いかた)でした。
面白かった。

ゆき@おうちの中の人