劇場公開日 2015年8月1日

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「壁を越えて奴らがやって来た!」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN ratienさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5壁を越えて奴らがやって来た!

2024年7月31日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

笑える

怖い

興奮

自分は、原作もアニメも見てません。映画公開時に初めて「進撃の巨人」を堪能したんですが、大興奮した覚えがあります。でも、今回の再見では、そこまでではなかったかな。面白いことは面白いし、好きな作品ではあるのですが、その程度の作品だったってことですね。世間一般的に評価も低いし・・・

公開当時は、脚本がダメって意見が多かったですよね。ストーリー、設定の改悪だとか。 でも、結局は好みの問題でしょ。
こんなことありえない。リアルじゃない。なんてのもあったけど、ありえないから、ドラマになるってのもないですかね。 おバカな集まりだからこそ、厄介に巻き込まれてストーリーが成り立つって感じ。

大小の巨人が入り乱れて暴れるところの映像が最高です。特撮やCG満載で、邦画にしては頑張ったほうじゃないでしょうか。
そして、人が食われていくこのグロさ。 決して、恐ろしいものとして表現されていない巨人が、のほほんとした表情で人を餌として食べる描写は、やけにリアルで、ゾゾゾっとする恐怖を心底、感じました。
空間移動装置も訳のわからないモノの割に、スピーディに描かれていて良かったです。スパイダーマンみたいで、あっちへ飛んだりこっちへ飛んだり、いや~、迫力満天でした。 役者さんたちも頑張ってましたよね。

極限状態の兵士の心理も、よく描かれていたんじゃないでしょうか。
あの明日の命も分からない時だからこそ、本能の赴くままに性欲、食欲に走るんじゃないだろうか。決して的外れな行動だとは思いません。
音に敏感だって言ってんのに、車の中で話す緊張感のなさは、寄せ集めの素人軍人だからってことで大目に見ましょう。

ratien