「無能兵士VS巨人。以上。」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
無能兵士VS巨人。以上。
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」見ました。漫画も読んでなければストーリーも知らず、予告編のナレーションで触りのみ入れての鑑賞でした。結論からになりますが、もうビックリするほどつまらなくて薄い。もし今作を蛭子能収が漫画にしたら、恐らく7コマくらいで済む。早く終われと西南の神様方に祈ったほどだ。
まずこの映画、これでいいんですか?臭いセリフと、臭い言い回し。使えない兵士たちと、人間そのままの巨人。「やれやれ...」なんて普通の人言わないでしょ。あとは全く噛み合ってないアテレコも、かなりの違和感だった。戦闘シーンでは気にならなかったけど、序盤の三浦春馬と水原と本多の夢を語る場面の合ってなさは異常ですよ。使えない兵士たちに関しては、三浦貴大が代弁してくれたので割愛します。まさに彼の言うとおり。戦いを知らずに育った現人類だからと加味しても、もっと他に兵士いないのかね?立体機動装置がどうやって機能してんのかもわからないし、2年間どのような訓練を積んだらあんな貧弱な兵隊が出来上がるのかも知りたいよ。もう全部が全部雑です。呆れますよ、ホントに。
あとこれスゲー引っかかったんだけど、巨人も夜は寝るんですよね?あれは真夜中ですよね?じゃあ何で赤ちゃん巨人は起きてメシ食ってんの?意味分かんないよ。雑だよ。呆れますよ、ホントに。
総じて話として無理がありすぎます。巨人VS人間。今作を見る限りはそれ以上の要素はない。こういうパニック映画によく有る、家族愛や恋愛も限りなく無に近い。漫画ではもう少し深いのでしょうが、こんな映画を見せられて楽しめという方が無理ですよね。キャラクター各々を立てるとかの工夫もないのも残念。
残酷で容赦のない捕食シーンは良かったです。邦画にしては、ですが。
つまらない以外に特に言いたいことは無いです。あと、こんなの初めてだか知んないけど石原さとみのキャラは作品の雰囲気を壊すだけで邪魔です、不要です、浮いてます。以上!見ないでくださいね!