「グロさが最高!」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN としぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
グロさが最高!
特撮ファンとしては、こういう作品は単発で終わりではなく今後も定期的に作って欲しいです。
今回の作品でも特撮の技術自体はかなりの水準に達していると思うので、作る度に質はもっと上がっていくはず。
予算が付き制作が決まった段階で「日本人の役者を使う」「ロケは日本で」等の制約があったと思われ(あくまで想像ですが)、加えて人気漫画の実写化という、原作ファンからの厳しい目が有るのが解っていながら臨んだ今作ですから、本当に作り手の方々は「戦わないと勝てない」「今まで皆が倒れてきた、漫画原作の実写映画を自らの手で成功させたい」という気持ちが強かったのではないでしょうか。
個人的にツボだったのは「巨人役の皆さんの体型の緩さ」です。
自分は43歳なのですが、本当に同世代の「飲み屋で飲んでるサラリーマン達」をそのまま連れて来たみたいで、「みんな高校生とか、かっこよかった時期が有ったろうに」と、哀愁じみたものを感じると共に、おつまみを食べる感覚で人をつまんでいくその様は迫力があり、もし自分が居酒屋に飼われている鶏とかだったなら、こんな気持ちになるのかなあとか思いながら観ていました。
これがもしハリウッドとかだったら、巨人役もマッチョで腹筋が割れた人が演じたかも?ですが、むしろこの緩い体型のおっさんおばさんの方が、生々しくキモさが際立って当たりだったと思います。
これだけでも、今作が生まれた価値はあったのでは。
後半は、この話をどう決着つけるのかも楽しみですが、個人的好みとしては、筋書なんかどうでも良いので、バイオレンスの連続ド迫力映像でぶっ通してほしい。
特に美形の役者さんとかは全員喰われちまってほしいです。バクッと!
次も観に行きます。