鍵泥棒のメソッドのレビュー・感想・評価
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広末涼子の無表情演技が気に入りました!
ところどころにキラリと光るセリフが出てくる映画でした。
広末涼子は表情抑えながらの演技でもしっかり感情伝わってくるし、堺雅人の情けない男っぷりも上手、それにまたまた出てました、香川さん。
ほんっとに日本映画のどこにでも出てる…。おまけに演技もさすが!です。
記憶喪失前後での表情の見せ方もさすがです!
人殺しが絡んでくるから重いかと思いきや、いろんな面で軽く楽しめる映画でした。
健康で努力家であれば
本作の冒頭で広末涼子演じる水嶋香苗がアルバイト募集の条件に揚げたのは「健康で努力家であれば」と言うことだった。
それを観て私は、なんとアバウトな!?それならこの私でも採用されるのではないかと考えた。しかししかし、この映画を観ていくにつれて、その考えがとても甘いことに気づく。
香川照之演じる、伝説の殺し屋コンドウは記憶をなくし、堺雅人演じる桜井武史と人生が入れ替わってしまうのだが、そこからひとつひとつ手掛かりを集めては自分が何者だったのかを探し、自分がどうやら売れない役者だったと分かると、そこから演技の勉強をする。メモを取り、整理し、計算し、研究する。メモさえとらない自分などとても努力家とは程遠かったのだ。
なるほどそういう才能があれば、どんな状況からでも自分を伸ばして人生を切り開いていけるんだなと、感心してしまった。
本作はとても良くできたコメディである。笑って、ドキドキして、ホロリと泣いて、そして胸がキュンとなって、楽しい気持ちにさせてくれる。「鍵泥棒のメソッド」はそんな素晴らしい映画でした。
緩みのない脚本、計算され尽くした場面構築。職人の精密細工のごとき見事さ!
本作は、一本の鍵が織りなす、ふたりの男の人生の入れ替わりをコミカルに描いた作品。「メソッド」という割には、余りに単純。銭湯のロッカーに合った鍵を持ち逃げするという出来心が、主人公をとんでもない事態に追い込んでいくのです。
入れ替わったことで、ふたりの対称的な生き方、考え方にどのような化学的な変化が起こっていくのかが見どころです。
それと、主人公に入れ替われた男に結婚願望の強い女性が言い寄ってきます。途中で男の記憶は戻り、ダーティな一面を女に垣間見られてしまうことになるのです。勘違いと記憶喪失から始まったふたりの恋の行方はどうなっていくのかというところも興味深かったです。
入れ替わりのドタバタを早いカット割りで一気にラストまで見せ付ける痛快娯楽作品。何分かに一回は爆笑・失笑必死の作品ですので、とにかく理屈抜きで楽しめる映画をお探しの方にお勧めしたいです。
映画は、35歳にして無職で、俳優を目指すも挫折し自殺しようと思っている男・桜井(堺雅人)が主人公。自殺の前に行った銭湯で、やけに羽振りのいい男・コンドウ(香川照之)が目の前で転倒し記憶喪失に。
桜井は、ほんの出来心からロッカーの鍵をすり替えスーツや高級車を盗み出しコンドウになり代わります。ところがコンドウは非合法な裏稼業を営む男だったため、ヤクザがらみのトラブルに巻き込まれていくことになるのです。
一方、記憶を失い自分を桜井だと思っているコンドウは、自分を売れない役者と思い込み、情けない自分の境遇にぼうぜんとします。
こんな入れ替わりなんて、すぐ周りが気がついて、桜井の嘘が露見するにきまっていると思っていたら、きめ細かい伏線や設定が用意されていて、スルスルとふたりが入れ替わっていることに誰も気がつかない状況が描かれていくのです。さすが内田監督、うまい切り抜け方です!
コンドウは 病院で出会った女性・香苗(広末涼子)に助けられ、生活を立て直していきます。だが、香苗はある理由からどうしても結婚したい女だったのです。やがてコンドウの記憶が戻ったとき、桜井が招いたトラブルを解決しなくてはならなくなり、コンドウも香苗も巻き込まれることに。
ややこしいのは、、コンドウが偽装殺人のプロだったこと。緻密な準備でターゲットを暗殺したことに見せかけ、逃亡を幇助させていたのです。依頼者のヤクザからもターゲットからも報酬を得ていたのでした。そんな緻密な計算が必要な仕掛けを、何事にも杜撰な桜井が受けてしまったから、すぐバレて命を狙われることになったわけです。
このときのコンドウの切り返し方がお見事!桜井が自分と入れ替わってくれたことを利用して、自分はコンドウの手下なんだということを、追っ手に信じ込ませてしまうのですね。追っ手を騙す偽装殺人の手口。そして、追っ手を片付ける鮮やかなやり方などコンドウが放つ仕掛けの巧みさに圧倒されました。
内田作品では欠かせないポーカーフェイスの堺雅人に、新たに加わったいかにも一癖ありそうな香川照之。ふたりの共演こそが、本作の仕掛けそのものだと思えました。堺は自殺しようとしても死にきれない情けなさ抜群の桜井が豹変する可笑しさをたっぷり演じきってくれました。
また、悪に見えて意外と普通の善良なであった人間であったコンドウのはったりを香川が上手く表現していました。
さらに本作で新境地を開いたといえる広末涼子のコメディアンヌぶりも、なかなか可笑しかったです。香苗は周りの空気よりも自分がこうだと決断したことしか考えないタイプの女性。相手も決まっていないのに勝手に結婚式の日程を決めて、先走っていく思い込みの強い気性を広末がよく引き出していました。
緩みのない脚本、計算され尽くした場面構築。職人の精密細工のごとき見事さ。ラストまで徹底したサービス精神に溢れた内田作品に、人生の機微や哀感といった余韻まで求めるのはちょっと酷ですね。
すっきり!
配役が的確
広末涼子さんが可愛すぎる
コンドウは願望?
計算された脚本が光ってる!
満足
キュンとしたい。w
甘く、切ない、ラブストリー(笑)?
何らかの事故で、人が入れ替わってしまうと言うテーマの映画・物語・テレビドラマは数多あります。また、人の人生を奪い取ってしまうというテーマの映画・物語・テレビドラマも数多あります。この作品は、その両方の要素を組み入れたラブコメと言えば良いのでしょうか?いきなり小難しい事を書いてしまいましたが、要するに、記憶を失った男とその記憶を失った男のフリをする男。そこに、婚活中の(ちょっとピンぼけな?)女性が現れた事から始まる、ラブコメです。
テレビインタビューで「見所は?」と聞かれた香川照之が、「(自分の)フルヌードです(笑)。」と言っていますが、そのフルヌードのジャンピングシーンは見事。プロダクション・ノートによれば、まずは裸で香川のジャンピングシーンを撮り、それに風呂場のシーンを合成して作った画像だそうですが、香川はヌードのためにワイヤーで吊ることも出来ず、あのジャンプは香川の演技だそうです。凄い。って言うか、香川照之は、やっぱ芸達者ですね。
広末涼子の、ちょっとピントのズレている婚活女性は面白いです。って言うか、現実にあんな女性がいたら、そりゃぁ、婚活大変だろうなと思います(失礼)。広末涼子って、ラブコメ行けるんですね。結構いい味出していました。
堺雅人と言えば、『ゴールデンスランバー』での巻き込まれ系ヒーロー?が結構いい味出していましたが、こちらの作品は、巻き込まれ系と言うより、自分で創りだした状況のヤバイ系ですが、結局かわいそうな状況に陥ってしまうのは、結構似合っています。なんか、線が細そうな感じがいいんですかね。でも、ラストの堺雅人演じる桜井が、ある女性の胸をキュンキュン言わせている件は、ちょっとなぁ。あの女性とは、それまでの間の絡みが少なすぎると思います。無理やり胸キュンを演出したかったからですかね。
いやぁ、面白かったです。楽しい映画で、良いと思います。
たいへんよくできました
自殺に失敗した売れない役者・桜井は、銭湯で男が大転倒するのを目撃。男と自分の鍵をすり替える。
男は大転倒で記憶喪失になるが、実は伝説の殺し屋コンドウ。
男の正体が殺し屋だと分かった矢先、桜井にヤバい仕事の依頼が来て、演技でごまかす。
自分が売れない役者だと思い込んだコンドウは地道に努力し、ひょんな事から知り合った婚活中の女性編集長とイイ関係に。
そんな時、コンドウの記憶が戻り…?
「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督がまたしても贈る、ユニークなサスペンス・コメディ。
内田監督と言えば、二転三転するストーリーと見事などんでん返しが持ち味。
今回は前2作ほどの騙された!という快感は薄いが、性格も人生も全く違う入れ替わった2人の二転三転するストーリーが軽快で、終始飽きずに楽しめる。
“胸キュン”なラストも後味爽やか。
堺雅人と香川照之、芸達者2人がやっぱり上手い!
堺雅人の、人はイイんだけどだらしなく、芽が一向に出ない大根役者振りが、ぴったりハマってる。(無論堺雅人は大根役者じゃありません)
香川照之の、殺し屋の強面〜売れない役者の人の良さそうな顔〜また記憶が戻った殺し屋の強面、その巧みな演じ分けに天晴れ!
広末涼子が何やらメチャメチャ可愛く、やくざのボスに荒川良々という意表を突いたキャスティングにニヤリ。
オリジナルの脚本にこだわり続ける内田けんじ監督は、西川美和監督と並んで稀有な存在。
次回作も練りに練った作品を見せて欲しい。
期待値をはるかに超えた傑作。いい映画でした。
CMで気になったので軽い気持ちで劇場に。
久しぶりにい~い映画に出会えました。
売れない役者と記憶喪失の殺し屋の人生が入れ替わるというこの映画。
キーワードは「演じる」2人の主人公は、劇中の至る所で演じる事を求められます。
記憶喪失中の香川さんの演技が秀逸。味のある演技ってこういうのを言うのかな。
記憶も仕事も金も無くて不安で一杯な表情と、妙な腰の低さがツボでした。
それでも、手さぐりで自分の生活を手に入れようとする姿は、
映画とはいえ考えさせられました。
堺さんの演じるダメ男っぷりは、
見ていて笑えるんだけど、共感できる部分も多い。
中盤に出てくる「俺がやるしかないじゃん」という台詞には、
なんとなく納得してしまった。
同じ状況になったら、多分自分も同じ行動をしてしまうでしょうね。
広末さんは昔から好きでしたが、
この映画のお陰であたらしい魅力に出会えたと思います。
キュンっ
観終わった後の爽快感。最高でした。
最初から最後まで笑い声の絶えない映画というのは、産まれて初めての経験でした。
なんじゃこりゃ~、メチャ面白かった。
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