「期待値をはるかに超えた傑作。いい映画でした。」鍵泥棒のメソッド ORGELさんの映画レビュー(感想・評価)
期待値をはるかに超えた傑作。いい映画でした。
CMで気になったので軽い気持ちで劇場に。
久しぶりにい~い映画に出会えました。
売れない役者と記憶喪失の殺し屋の人生が入れ替わるというこの映画。
キーワードは「演じる」2人の主人公は、劇中の至る所で演じる事を求められます。
記憶喪失中の香川さんの演技が秀逸。味のある演技ってこういうのを言うのかな。
記憶も仕事も金も無くて不安で一杯な表情と、妙な腰の低さがツボでした。
それでも、手さぐりで自分の生活を手に入れようとする姿は、
映画とはいえ考えさせられました。
堺さんの演じるダメ男っぷりは、
見ていて笑えるんだけど、共感できる部分も多い。
中盤に出てくる「俺がやるしかないじゃん」という台詞には、
なんとなく納得してしまった。
同じ状況になったら、多分自分も同じ行動をしてしまうでしょうね。
広末さんは昔から好きでしたが、
この映画のお陰であたらしい魅力に出会えたと思います。
キュンっ
観終わった後の爽快感。最高でした。
最初から最後まで笑い声の絶えない映画というのは、産まれて初めての経験でした。
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