劇場公開日 2012年9月15日

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「売れない役者に几帳面OLと謎の殺し屋が絡むうちだけんじワールド。「...」鍵泥棒のメソッド かんりにんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0売れない役者に几帳面OLと謎の殺し屋が絡むうちだけんじワールド。「...

2017年4月1日
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売れない役者に几帳面OLと謎の殺し屋が絡むうちだけんじワールド。「運命じゃない人」ほど凝ったシナリオじゃないけど、(中年の)恋をテーマにしてるのが大きな違い。このほうが好きかも。大人の恋愛物の場合、駄作だとバツイチとかトラウマとか過去の経験を引きずりがちなんだけど、これは記憶喪失をきっかけに自分を見直す現在進行形なのでオッケー。無駄なシーンのない快調なテンポで、特にラストシーンのキレの良さは最近の日本映画では最高レベル。映画ならではの派手さが無いから一般受けはしないだろうけど、まだまだ胸キュンの奇跡を信じる婚活中のアラサーアラフォーさんは必見です。7点

P.S.ドラミさんの嫌いな広末涼子ですが、演技はともかく作品に恵まれてるから何かもってるよね。

二回目。緻密すぎる脚本にあらためて感心。役者の話だからロケ撮影を銭湯に入るきっかけにしてるとか、心配性だから車の盗難防止をつけてるとか、細部のこだわりがわかる。オープニングのクラシック音楽の使い方も定番だけどなかなかのもの。クラシックといえば手書きノートにはじまり手書きノートでおわるのも、スマホ時代に逆行してるかも。メモ魔のふくしパパにも観てほしい日本人のおとぎ話。8点にランクアップ

かんりにん