POV 呪われたフィルムのレビュー・感想・評価
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自宅(CS放送)で鑑賞。アイドル番組『志田未来のそれだけは見ラいで!』の「真霊動画特集」から端を発するモキュメンタリー。アイドル二人も実名で出ている。科白っぽさと態とらしさが際立ちなかなか入り込めない。学校内のアナログ、ローテクな幽霊描写はその儘チープさが出てしまい失笑。ラスト近く無人のロビーを駈け映写室に入るシーケンス、幽霊目線と思しきフワフワしたカメラワークもモキュメンタリーとして白けた。ただ平野靖幸演じる“桑田透”マネージャーが転落~カメラが壊れる描写とラストカットは力が入っている。45/100点。
・鑑賞日:2013年4月7日(日)
POVに拘ってはいないが
前半はドラマ仕立てでPOV ではない。
物語はアイドル番組の真霊動画の紹介から始まる(何故か心霊ではなく真になってる)
ところがADが用意したVと違う映像が流れだし、女子トイレのドアに手が見えているのにドアを開けると居ない…という動画であったが、不意に春菜が「私の通ってた中学校のと似てる…」と。
続けて流れる映像にも異常なモノが映り込んでおり、Vを停止しようとしても止まらない。番組収録中止となるがその日撮影した映像にもセーラー服の女が映り込んで…翌日お祓いを頼む事になるが「現地でお祓いを」となり、集まると霊能者遅れますから始まるドタバタ。
ここからアイドル二人が無策にも学校へ突っ込んでいくと言う展開。
キャストに目一杯の設定付けて、学校内を探検させるのですが、女の子二人ではバタバタしがちで現場の動揺と言うより、まとまった演出になってない感じになっているのが勿体ない。
一応、Jホラーらしい演出を盛り込んでいるため、日本人ならゾクッとするでしょう。
ラストに身内で試写するのだが、映写機を止めようとする主人公たちが微笑ましい。
女の笑い声
疑似ドキュメンタリーをそのままタイトルにしたの?なんだか流行に乗って面白いモノを作ろうとする意気込みだけは感じ取れるけど、懲りすぎたために失敗した・・・といった感じ。
心霊動画を放送収録するとき、用意されている動画と違うモノが流れてしまった。その現場は春奈が卒業した中学校のトイレ、シャワー室、屋上など。放送現場のメイキング映像を撮っていたが、そこにはマスクをした女子生徒の姿が・・・
スタッフは浄霊するため霊能師を呼ぶが、完全に浄霊するためには中学校に行かねばダメだ!ということで、後日、未来、春奈そしてスタッフたちと中学校に赴くことになった。春奈が語るには、かつて放送部のユーコという生徒が部長に振られて自殺したという事件があったとのこと。誰もいない学校を案内してくれるのは春奈のいた放送部の顧問。生徒が撮ったプールサイドの映像などが新たに発覚。水の上に立つ男の姿。それらを検証するため、霊能師が到着する前に撮影を始める。そこで女性ADがプールを撮る際、トリックのように映っていたのだが、そこが一番怖いところだと思った。その後、その女性ADが交通事故に遭って意識不明の重体。ううむ、ゾクゾクしてきたぞ~と思ったのも束の間、プロデューサーの男が実は学校の怪談の張本人・部長だった!おいおい・・・そこからは子供向け階段のような展開。プロデューサーは屋上から転落(死ななかったけど)。女の幽霊?の笑い声がバカバカしく響く。
エンドロールが始まると、さらに続きの話が。試写室で映画を観る客と、メイキングのために未来と春奈だけで試写する。ここでも女の笑い声が聴かれ、とにかく低俗ホラーの雰囲気にまっしぐら。ADが幽体離脱して中学校探索するという面白さがすべてぶち壊されたような気がするのは何故?
子どもから大人まで!
序盤から我々を映画の中にグッと引き込み、ドキドキさせてくれる。中盤からは少し退屈なところもあるけれど、志田未来さんと川口春奈ちゃんのかわいさで十分カバーされていると思う。子どもから大人まで楽しめそうなホラー映画となっております。サイドストーリーとなっている文庫本を映画の後に読むとさらにおもしろい!
あと、細かい点にも色々と仕掛けがしてあって何回か観ても楽しめそう。
やーいおまえんちおっばけやーしき!
まず日本のホラーとを語るにはこれがJホラーだという映画をあげなければいけない
つまりこの映画がまぎれもなくJホラーであり日本の伝統的なウィットに満ちた恐怖描写を盛り込んだ快作だと断言できる
今更鶴田法男監督の功績を論づる理由もなく、まぎれもなく正真正銘にホラーを文字通り体感できる作品であると思う
リング、呪怨、以降低迷していたJホラーに新風を巻き起こしてくれると思う
POVのメタ構造的映画表現はこの作品のPOVを逆手にまた監督の持てる力を最大限に引き出して作品価値に結び付けている
これ見てから普通の劇ホラーが物足りなくなってしまいました
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