劇場公開日 1974年7月13日

エクソシストのレビュー・感想・評価

全53件中、21~40件目を表示

4.0とっても面白い

2023年7月4日
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鑑賞方法:VOD

いま配信されているエクソシストは 非常に高画質で、本当に70年代の映画なのかと 見まがうほどなので、全然違和感なく見れる。 内容的にはさすがに知っている映画だが 何となく見直してみたところ 素敵な描写が多く、素晴らしい映画だった。 この監督は、テレビドキュメンタリーの名手らしく 前半の丁寧な人物描写はその手腕によるものだと理解できる。 ただ、この前半部分が後半の加速に比べてものすごくゆったりで 結末や、有名なシーンをみたい勢からすると 退屈そのものであるのも事実。 初見だとすれば、こんな人間ドラマが あんな事になるなんて…と衝撃もすごかっただろう。 ただ、すべての設定、舞台が揃ってからは 外連味大解放!超絶面白映画であることは この映画の功績からも疑いようのない名作だった。 現代のホラー映画のような低予算でもなく しっかりと作りこまれた、こういう映画は今見ても面白いし。 死霊のはらわたのようなアイデアに富んだ低予算ホラーもまた 今見ても十分におもしろい。 ホラーは、素晴らしいジャンルである。

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Nov

3.5オカルト映画の古典

2023年2月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

超有名な映画だけど、初めて見た! 何ともう50年も前の作品。 単なるホラーを超えた、いや単なるホラ-なんだけど、正しくはオカルト映画?なんだけど、そんなに深みはないのに、なぜか重厚感があって、見応えがあった。 NHK BSプレミアム

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hato

4.0神と悪魔

2022年6月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

学生時代に周りから煽られ、覚悟して友人と観に行った。 恐怖シーンは指の間から、覗き見して慄いた。 それがこの歳になると、少しも怖くない 神父さんの心の葛藤の方が面白かった。 信仰心とのジレンマ。 そして、神と悪魔との戦い。 スッキリはしなかったけれど、 悪魔は何処かへ飛んで行った。 犠牲を伴い後味悪く。 神はいるのか 神はなぜ黙っているのか 神はなぜ不幸を作るのか 神は共に苦しんでくれているらしい 神はあの世で答えてくれるらしい  あの世の方が永いのだから 悪魔の存在は 人間が悪魔になる 悪霊が取り憑く そんな考えが交差し終わった。 最大の恐怖場面はカットされていた。 鑑賞価値のある作品だった。

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ミズバショウ

2.5これぞオカルト映画

2022年5月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

悪霊の乗り移ったリーガンの姿や声が怖すぎです。 内容の割に展開が遅くて、途中ちょっと飽きてしまいました。

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光陽

3.5やはり名作‼️

2021年12月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

再鑑賞‼️久しぶりに鑑賞しだがやっぱり怖さと不気味さがあり、凄い作品だと改めて思う。

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たか

3.5始めて見た

2021年12月6日
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鑑賞方法:VOD

全く怖くは無かった。グロく無かったので、良かった。3人の神父の贖罪なのだろうと思うが、僕はキリスト教徒ではないので、良く理解できないが、アメリカのキリスト教徒のその後に起こった色々な出来事を考えると、不幸の始まりなのかもしれない。悪魔に憑依されたアメリカ。そうではないと否定するが、相手がイラクだけに、見事に予言しているのかなぁ?宗教だけにジョークは言えないが。 あえて、ジョークを言う。南無阿弥陀仏。怖くないが、恐い映画だ。 明後日は真珠湾攻撃の日。それもアメリカにとっては、悪魔の侵略行為だ。今日が12月8日じゃなくて良かった良かった。クワバラクワバラ。

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When I am 75♥️

4.0「フレンチ・コネクション」に続くフリードキン監督の見事な演出作品

2021年11月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

私の若い頃は、映画にもブームがあって、 初めは「ダーティー・ハリー」や 「フレンチ・コネクション」の刑事もの。 次が「ゴッドファーザー」などの マフィア映画ブームと 「ポセイドン・アドベンチャー」などの パニック映画ブーム、 そしてその後に、 この「エクソシスト」をはじめとする オカルト映画ブームがやってきた。 いずれも、 ロードショーの際は 観客が映画館を取り囲む程で、 まだ映画が芸術文化をリードしていた時代の 日常的な風景だった。 さて、この「エクソシスト」、 おどろおどろしいシーンの描写は 特撮技術の進んだ現代作品に劣るものの、 映像的には印象的な見事なシーンの連続で、 緊迫感溢れる展開は 「フレンチ・コネクション」に続く フリードキン監督の見事な演出だ。 そして、ロードショーでの鑑賞時点では 知りもしなかったのだが、 私は名優マックス・フォン・シドーを この作品で初めて目撃していた。 そして、 彼が世界中に名声を馳せることになった この作品の約15年も前に出演していた ベルイマン監督作品を鑑賞出来たのは、 後年の名画座上映の時だった。

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KENZO一級建築士事務所

4.0悪魔の存在を広めた名作ホラー

2021年11月3日
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鑑賞方法:VOD

娘が奇行に走り始めたことに疑問を持ち医者に連れて行く俳優のクリス。しかし、あらゆる検査を行っても原因は特定出来ず…。 悪魔に乗り移られた少女の暴言が今見るとサウスパークレベルなのであまり衝撃的ではなかったが、静寂と陰鬱に包まれた物語と映像は今でも楽しめました。

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shotgun

4.5【”イラク北部で発掘された彫像と銀の装飾品が惹き起こした事”物語構成の妙と、後半の二人の神父の壮絶な悪魔祓いシーンの凄さ。オカルト映画の雄である。】

2021年10月25日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

ー 序盤、舞台はイラク北部の何かを発掘しているシーンから始まる。  地元民が、高齢のアメリカ人に発掘した彫像の頭と、銀の丸い装飾品を見せるシーンと、そのアメリカ人が荒涼とした土地で、不気味な形をした彫像と対峙するシーン。  この冒頭のシーンが、最後半に効いてくる。ー <Caution 内容に触れています。> □舞台は、アメリカのジョージタウンに移る。 ・デミアン・カラス神父は、高齢の母を見舞い足をもんであげるが、(描かれないが)母は、孤独死を遂げる。 ー 悪魔は、人の心の弱みに付け込むと言われるが、デミアンは母の死を悔やむ。彼が夢想する、地下鉄の入口で何かをデミアンに叫ぶ母。鎖から落ちる銀の丸い装飾品。   そして、ほんの一瞬だけ映るイラクの彫像。ー ・女優クリスの娘リーガンに異常現象が起こり始める。激しく揺れるベッドの上で苦しむリーガン。徐々にリーガンは何者かに身体を支配されていく。 ー 後年、リーガンのモデルになった少年は”抗NMDA受容体脳炎”ではなかったかと言われるようになった。そして、それを題材にして、クロエ・グレース・モレッツ主演の「彼女が目覚めるその日まで」と、土屋太鳳主演の「8年越しの花嫁」が1週間違いで公開された。  2作とも、闘病映画としては秀逸であった。が、今作では時代的にあの現象が病理学的に説明できていなかった背景もあり、壮絶なオカルト映画として描かれている。ー ・クリスの家で行われたパーティで、別の男をナチと罵倒していた映画監督バークは、リーガンの部屋から謎の転落死をする。 ー ここも、シーンとしては描かれないが、バークの愚かしき人間性に悪魔が付け込んだのであろう。そして、ラストシーンをも暗示している・・。ー ・悪魔がリーガンの身体を支配し始める。縄でベッドに繋がれながらも、悪態をつき、緑色の液体を吐き、十字架でリーガンの股間を傷つける。180度回転する首。 部屋の中には、あの銀の丸い装飾品が・・。 ー 部屋の中は、悪霊が支配すると温度が下がると言われているように、寒そうで、皆の吐息は白い。そんな中、リーガンの腹部に浮かび上がった言葉”Help me"ー ・デミアン神父が所属する教会では、友人ダイアン神父を始め、悪魔祓いを決める。そこで呼ばれたのが、冒頭に登場した老齢の男、メリン神父である。 ー 悪魔の言葉を逆回転させるシーンで聞こえるメリンという声。冒頭のシーンと併せ、メリン神父が悪魔と長年関わってきたことが想像できる。ー <二人の神父と悪魔との壮絶な悪魔祓いのシーン。メリン神父の心臓は止まり、心に母に対する悔いを持つデミアン神父は”私の体内に入れ!”と叫び、悪魔と共にバークと同じように窓から飛び降り、階段を転げ落ち、息絶える。  駆け付けたダイアン神父が、唱える言葉。  そして、ダイアン神父は、長い階段を見下ろし、悪魔が体内から去ったリーガンは何も覚えておらず、母とともに、家を後にする。  矢張り、今作は、オカルト映画の雄であろう。>

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NOBU

3.0のちのホラー映画の元祖的な作品

2021年10月19日
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鑑賞方法:TV地上波

当時小学生だった私は、テレビで吹き替え作品を見た記憶がありますが、「オーメン」の出来の良さに比べると、いかにもチャチな特撮(当時そう言っていたものです)にがっかりし、大人を驚嘆させたというリンダ・ブレアの神童的(いや、文字通り悪魔が乗り移ったような)演技にも、何も感じませんでした。 ただ、ラストの衝撃と、そのトラウマがゆえに、「エクソシスト・ビギニング」にも手が伸びない作品です。話しそのものは面白いんですけどね。 2017.8.9

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うそつきカモメ

4.0先駆者

2021年6月22日
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言わずと知れた老若男女が知る悪魔払いの先駆者、映画です。と書くとマニアの方は悪魔払いの映画はその前からあったと、知ったぶりする。そう言う事ではなく、誰が上手に世に広めた事を言ってる。 たとえばギター奏者のエドワード・ヴァン・ヘイレンのタッピング奏法が世に出た当初、ギターリスト誰もが使用するようになり知ったか振りが以前から、あった奏法と吐かすようなものである。 全然関係ない話ではあるが当者が小学校の時、国語の時間かな?作文での出だしで「ああっ。国後や、国後...」と書いた言わずと知れた「ああっ。松島や、松島や...」のパクリです。同時はパクつもりもなく頭に残っていたのを書いたのだが(醜い亀山先生)はお前はバカと散々罵倒され笑い者になった記憶があります。でもその私の過ちで松尾芭蕉を知る人がいたかも知れません。 本筋から外れてしまいましたが名作です。

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yellowbaku

4.0めっちゃ良い!

2021年6月6日
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テレビの再放送版だとスパイダーウォーク(ブリッジして階段を下りてくる)が無く、残念。 映画は最高でした!

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aaaaaaaa

4.0ドラマとして今でも面白かった・・・

2020年9月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

自分が中1の頃に封切られて、あの頃は大変なブームでした。 昔見た時はグロテスクなシーンが印象的だったのですが、自分が子育てを終えた今、改めてこの映画を見ると中々面白かったです。 シングル・マザーで娘を育てている母親は華やかな映画界で仕事をしていて、暮らしは裕福だけど恋人もいるし忙しくて留守がち・・・という設定だったのですね。 思春期の少女としては孤独感を抱くこともあって、そこに悪魔が忍び込んだのでは、などと感じました。 悪魔に取り付かれてすっかり形相の変わってしまった娘を助けようともがく母親のツラさ、一方で悪魔払いをする神父と年老いた母親のくだりも描かれていて、ああこれはホラーというよりヒューマン・ドラマなんだな・・・と思うに至りました。 それと音楽はやはり素晴らしいです。

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ジリオロッソ

5.0エクソシストは原作が素晴らしい

2020年3月10日
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悪魔に取り憑かれた少女を救う物語。 悪魔に取り憑かれるのがリンダブレア。 その母役がエレンバースティン、この女優の演技がとにかく素晴らしい。親子愛も描いてる今作品。 エレンの演技でこのエクシストが深みを増してる。 更に神父のカラス役ジェイソンミラー主役として成り立っている。とてもこの人は存在感があり、映画見終わった後も印象に残る。演技も自然で母を亡くしたカラス神父に悪魔がつけ入る場面があり、カラス神父の苦悩の姿が演技が現実感を増していく。 メリン神父役のマックスフォンシドーはお墨付き。出演者全てが息があった映画。 自分史上、これに勝るオカルト映画無し。 ピーターブラッディの原作本もかなり面白いです。 映画は原作を脚本家したピーターの功績がかなり大きいとおもいます。 監督ブラッディの手腕も見事で、本来であればオカルト映画の域を超え賞も総なめすべき作品でした。多分脚色賞と音響の二部門しか取れず。 テーマ曲のtubular bellsはかなり印象的で不気味さを感じ、大ヒット。作者は困惑、自然を感じる曲として作成が悪魔映画のテーマとは、またアレンジも映画用に変えてあるそうです。 2023年続編が作られるニュースどうなるか楽しみです、今までの続編は悉く興行的にも失敗。

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ken

3.0お化け屋敷映画版

2019年6月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

子供の頃は怖がりだったので観ずじまい。で、この歳になってから観たら全然怖くない。キリスト教徒なり、本当に悪魔を信じている人には恐ろしい話かも知れないけれど、そういう文化外にいるものにとっては、ワシントン郊外に住む小さな女の子に取り付いて、「悪魔スケール小っせぇ」としか思えない。世界征服を狙った「オーメン」の方がまだお話として面白い。首を絞められただけで女の子から離れて神父に憑依するのも如何なものかと思うし、それで本当に悪魔払いできたのであれば、今までの苦労は何だったのという感じ。この後ウィリアム・フリードキンろくな映画を撮ってないのもわかる、というもんだ。

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もーさん

5.0オカルト映画の金字塔

2019年6月7日
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泣ける

怖い

知的

ロードショーで見たのは高校一年の時。 以来 何度も見た映画。 悪魔に憑依された少女の描写の怖さやグロテスクさが強く印象付けられるが、 「だがこれはカラス神父の贖罪の物語である」というレビューを読んだ時衝撃だった。 悪魔とは、自分の心に芽生えるものなんだと教えられた。

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ネローマ

5.0オカルト映画の金字塔

2019年6月7日
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泣ける

怖い

知的

ロードショーで見たのは高校一年の時。 以来 何度も見た映画。 悪魔に憑依された少女の描写の怖さやグロテスクさが強く印象付けられるが、 「だがこれはカラス神父の贖罪の物語である」というレビューを読んだ時衝撃だった。 悪魔とは、自分の心に芽生えるものなんだと教えられた。

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ネローマ

4.5オカルト映画のジャンルを確立した大きな意義のある名作

2019年5月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

ホラー映画の中の一ジャンルとして、 オカルト映画は本作を持って誕生した 本作があったからこそ、オーメン始め数々のオカルト映画が作られたのだ 原作は1970年の大ベストセラー小説 恐らくマンソンファミリー事件がそのヒットの引き金になったのだろう その前年、「ローズマリーの赤ちゃん」というオカルトものの走りといえる映画を撮ったロマン・ポランスキー監督の妊娠中の妻で女優のシャロン・テートなど数人がオカルト教団によって殺害された事件がそれだ この事件でオカルトは身近な恐怖となった 教祖のマンソンはその後逮捕され、本作公開の前年の1972年に死刑を宣告されている そこに本作が公開のなのだから大当たりしたのは当然だったろう おりからのオイルショックも科学文明の行き止まりを予感させるものだった 本作はそんな時流に乗っただけでなく映画自体も良く出来ており、クライマックスの壮絶な悪魔払いのシーンはいまだに語り草だ クライマックスに至るまでに徐々に不安感を高めていくために監督は様々な演出を施している 例えば地下鉄な階段から上がってくる牧師の母の映像にサブリミナルで悪魔の顔を挿入したりしている それらの中でも特にカメラによる演出の技法に改めて舌を巻いた 撮影の凄さは特筆したい カメラはオーウェン・ロイズマン ウィリアム・フリードキン監督とはフレンチコネクションに続いてタッグを組んでいる レンズが要所要所で微かに広角レンズを使っていたのだ これによって室内で奥行きと共に妙な歪みが画面に生まれ不安感を醸し出している そしてクライマックスでは、恐らく巨大冷蔵庫内にセットを組んで撮影したのではないだろうか 登場人物すべての吐く息が白いのだ クライマックスの夜の屋外シーンではスモークをたき室内な異常な空間が周囲にまで溢れでて来ている様を表現してみせている 確かに驚かせるシーンや、グロテスクなシーンもありそこに目も行ってしまうのだが、このように少しずつ不安の水位を上げて最後には観るものを恐怖で溺れさせるように見事に構成されているのだ 本作のテーマ曲は誰でも知っている超有名曲 ワンフレーズだけで判る印象的なものだ もともとはマイク・オールドフィールドの手になるチュブラーベルズというアルバムのもの これを本作では編集して極短く使用している 大変に印象的で、中盤とエンドロールで使われる 中盤では微かに短くかかりいよいよクライマックスに突入していくとのファンファーレになっている エンドロールでは恐ろしい結末をより一層鮮明に記憶に焼き付ける力をみせる 短い編集で使われた理由は何か? それは何しろこのアルバムのA面、B面で各一曲づつしかないからなのだ それもこのチュブラーベルズのバート1とバート2の2曲しかない つまり約49分で実質一曲のみだったからだ しかしそれでもこのアルバムは大ヒットしたのだ 当時はプログレッシブロックというジャンルが流行しておりこのような長い曲はそう珍しいものではなかった つまりそれほどのパワーのある名曲のエッセンスを使ったという訳だ だからあれほどの強力な破壊力を持つのだ この音楽で本作はニ倍増し以上の力を得たと思う 彼のこのアルバムはあのリチャード・ブランソンの新興レーベルヴァージンの最初のレコード このアルバムの大ヒットが無ければ、ヴァージンレコードの今日も、飛行機会社も無かった 本作はオカルト映画のジャンルを確立したという大きな意義のある名作だ

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あき240

4.0オカルト

2019年2月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

音楽やホラーの定番映画としては知っていたけど観たことなかったので観賞。 昔の映画の中でこの出来はすごいと思います。 驚かせる系のホラーとは違って物語がゆっくり進むので見やすかったかな。怖いシーンでは心臓がドキーッ!っとしたけど。気づいたら固まって観てました。 じわじわ進む展開に、観ているうちにどんどん引き込まれていきます。子役の演技に怖さ引き立ってます。神父さんたちもいい感じ。 精神的、信仰、悪魔といったオカルト要素が強く、観ていて堪えるとこもいくつかあった。でもこれくらいのほうが、いいね。 何日かは頭から離れなくなるやつ…。 ラストはちょっと衝撃。一気に終わるけど哀愁も漂ってて、好みでした。

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№57

4.5ホラー

2018年11月27日
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30年前の映画でこのクオリティの怖さはすごい 音楽を聴いて、エクソシスト発だと知った 子役の演技が素晴らしい

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マリック