「細かいしごと」キラー・エリート Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
細かいしごと
ジェイソン・ステイサム、ロバート・デ・ニーロ、クライブ・オーウェン、これだけの顔ぶれが揃えば そりゃぁ出演シーンの編集もたいへんだったでしょう。 なので、やたら長い。 細かいしごとが多い上に 実話を基にした作品はストーリー説明の部分も多く、プレビューのように “アクションばかり”というわけにはいきません。 エンタメ重視の私としては、ジェイソンの映画を観に行ったつもりが ジャーナリストが伝える裏社会を観ている感じがして 疲れました。
傭兵として働いてきた ダニー(ジェイソン・ステイサム)。 父親のように慕うハンター(ロバート・デ・ニーロ)が アラブの族長に捕えられたという連絡が入る。 ハンターを救うには 族長の息子たちを殺害したイギリス特殊部隊SAS所属の3名を見つけ出し 暗殺することだった(ネット情報引用)。
前半はそうなった経緯を淡々と追っていきます。 後半は 激しいアクションが炸裂です。 無敵の男・ジェイソンの良さもアピールできていますが、実在のダニーは もっと細かいしごと(〇〇へ潜入したり、〇〇をセットしたり等)が多かったんだろうなぁと 想像させます。
ハンターを演じた ロバート・デ・ニーロ。 ちょっと体重を落としたのかな? 歳は隠せない動きではありますが、あの顔でセリフを言うから やっぱり決まってます。
元SASでダニーの動きを阻止しようとするスパイク役に クライブ・オーウェン。 荒れた性格のスパイクを 好演。 ジェイソン相手にアクションで魅せてくれました。
プチ注目☆ 『デイブレーカー』で主人公の弟役をしていた マイケル・ドルマンもチョイ役で参加。 焦ってる顔が キュート♡
世界情勢、対立する組織、傭兵、特殊部隊などなど 少しでも興味があればきっと夢中になれる作品。 いつものステイサム・ムービーとはちょっと違うので、頭の切り替えが必要。 観て損はないと思います。