「ニックとギャツビーの共通性」華麗なるギャツビー あぶるさんの映画レビュー(感想・評価)
ニックとギャツビーの共通性
必死に生きてきたはずなのに思ったようにいかない。
世間から見れば成功しているのに本当に欲しいものは手に入らない。
似たような境遇でも「あの時ああしていれば」と過去に呪われる人と「限りある未来をよりよいものに」と未来を見つめる人がいる。
後者でありたいと感じる映画だった。
ギャツビーがニックに近づいたのは望みのものを手に入れたいという気持ちだけでなく、どこか自身と重ね合わせているところがあったのだと思う。
ニックもギャツビーになってしまったが、最後はまたかつての輝きを取り戻しつつある。
光と闇は表裏一体でいつ反転するかわからないという怖さと希望を感じた。
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