「生まれながらの金持ちって」華麗なるギャツビー ジャーニーさんの映画レビュー(感想・評価)
生まれながらの金持ちって
成り上がりは認めないのがこの世界なのね…と、しみじみ。
生まれた時からお金があるのは先祖のおかげじゃないのか?
…と、今もお金とは縁のない自分は思っちゃうけどさ。
タイトルはずっと知ってたけど観ていなくて。
今回観て思った。
いつからレオさんは太ったのか。
じゃなくて、恰幅の良いおじさんになったなぁ、と。←違わないか
いくら財を成しても、好きな女性と一緒になれなければ虚しいだけ、かな。
毎晩毎晩、豪華絢爛なパーティーをしていても、どこか物悲しく、虚しい表情のギャッツビー。
そのパーティーシーンはどこかお伽話のよう。
ニックの取り持ちで、小ぢんまりしたニックの家で再開する2人。(このニックの家もどこかお伽話に出てくる家みたいだった)
そわそわするギャッツビーが可愛らしくて笑ってしまう。
「何か足りないものないかな?」
「花かな?」(笑)
真実を隠し、思いを成就できなかった挙句、大嘘つきのトムのせいで殺されるとはっ!
トムが最後までお咎めなし、むしろ妻を許す良い旦那にまでなっちゃって。許せない〜。
(ジョージ役のジェイソン・クラーク、悪役が多いけど今回はお人好しでかわいそうな役だったな。存在感あるんだよね〜)
デイジーも可愛い顔してなかなかやってくれるじゃないか?!
せめてあの時にニックがトムの浮気を暴露して、ギャッツビーの無罪を証明でもしてくれたら多少はスカッとしたかもね。
ジャックがギャッツビーを恨んだまま、真実を知らないまま死ぬのも残念だっま。
良い意味でも悪い意味でも、ニックは良い人過ぎである。
見返りを求めない、ニックの善意。
そんな人の善意を知らずに育ったギャッツビーが悲しい。
いろいろ見逃しているのか、謎もまだあるけど、おもしろかった。