コンテイジョンのレビュー・感想・評価
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大災害だけど実に静か
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
個々の場面はいいし、全体の質感は高い。だが全体の流れをはっきりと映し出さないので大筋を掴みにくい。暴動が起きた場面はあっても、社会の混乱があったのに混乱した社会があまり映し出されない。それでどれだけの人が死んだのか、どれだけ悲惨な状況だったのかをあえて映さないことで迫力が弱い。実際の社会は破壊され流血があり悲惨な状況だったはずだが、そのようなものが控えめになっている。これだけの悲惨なことがあっても、実に静かに物語が進んでそして終わっていく。それがゆえにじわじわと来る怖さはあるものの、心に直接響く迫力や恐怖、人々が発狂するようなものが薄い。
本当だったら怖いと思う映画
今年、韓国でMERS流行があったので
それなりに現実味をもって見られたが
途中が省略されたような作りだったのが残念。
マリオン・コティヤールも途中から出て来なくなったし(笑)
ウイルス怖い。
ウイルス怖い。流行病の恐ろしさを痛感できる、とても良い映画でした。映画だから良いようなものの、現実にこんな事が起こったとき、自分なら対応が遅くて困ったことになりそう…。あらかじめシミュレーションできてると対応が変わる。そういった意味で、この映画を観れたことは、大きな価値がある。
実世界での今後の対応にも影響しそう。
ウィルスの脅威
物語は感染1日目ではなく2日目から始まり、瞬く間にウィルスによる脅威が全世界に波及していく。
WHOなどの保健機関が発生源の究明とワクチン開発に挑んでいくのだが、新型ウィルスは人々の努力を尻目に恐ろしい勢いで沢山の命を奪っていく。
様々な保健機関や政府関係者の苦労とウィルスに怯える一般市民の葛藤がタイムリーに描かれていた。
生命を脅かされ明日は自分かも知れないという人々の愚かさがひしひしと伝わってくる考え深い作品です。
最後の最後で感染源となる1日目の映像に戻るので原因が分かってスッキリだけど、若干物足りなさも感じる気がします。
それぞれの家庭や家族の場面が目まぐるしく変わっていくのですが、マット・デイモン演じる妻と継子をウィルス感染で亡くし娘と二人きりとなった父親の部分はもう少し捻っても良かったのかな…と思うとこです。
面白い
これは面白かった。
未知のウイルスが急速に広がって行くよくありそうな内容だけど、結構本格的に描かれていて実際もこういう風になるんだろうなって思いながら見れた。凄い派手とかではないが、淡々とした感じがまたリアリティがあって個人的に好きだった
パニック物初心者も楽しめる
多分パニック映画を初めて真面目に観た作品がこれ。
かなり前に観たのでうろ覚えです。
落ち着いて観れるのに怖い。
じわじわ進む感染や社会の崩壊。果たしてワクチンはいつ接種できるようになるのか。これが今作の目立つ内容。
実際経験したことがないのにリアリティがある。
多分、恋人や親子という「愛」が物語を握っているから。主人公がたくさんいるから、この作品は観ていて飽きなかったんだと思う。
僕自身、感染列島を初めの20分程度観て、というより、オープニングのしょぼいCGで作られたくしゃみで飛び散る唾液を観て、気力を失い観るのを止めたことがある。だが今作は違う。オープニングからエンディングまで、BGMやCGで誤魔化すようなシーンが目立たない。人間らしさや、危機感よりも「愛」を優先してしまう子供。他にも色々と今作にはパニック以外に退屈させない人間ドラマがあった。
スタッフロール後かな?そのあとに大流行したきっかけがわかる。これは社会をいい感じにディスっていて良かった。
淡々と進むパンデミックムービー
失礼かもしれないがソダーバーグ監督ってこんな作品も作るんだ。何気なく見たこの映画、凄すぎる。超豪華キャストが、それぞれの役を出過ぎず、目立ちすぎず、淡々と演じている。それが、このジワジワ広がる感染恐怖を効果的に増加させている。ストーリーも飽きがこなくて、最後まで目が離せない。過のこの手の作品は人間の醜さをとことん、描く事が多いが、この作品は、それを最低限にする事でより一層効果を増している。現実感が、あって怖いなあ。いい作品でした。
リアルに怖い!
夜中に地上波で放送されていたので、録画して観た。劇場公開時に映画館で観て以来だから、2年ぶりか。
いわゆるパンデミックを淡々と描いている点がやはり怖い。妙にリアル。
しかも登場するのは一人で主役を張れる超大物俳優ばかり。それぞれがそれぞれの役を、これまたある意味淡々と演じているので、ゴージャスな雰囲気はみじんもない。
ラストで感染源が明かされるが、それでいいのかというくらいあっさりと描いている点も、個人的には好きだ。
自分だったら
困難な状況に直面した時の各人の行動の描き方が良かった。
特に、自分が出来る最善の事を粛々と行うジェニファー・イーリー親子のシーンに素直に感動した。
自分自身が困難に直面した時に(パンデミックみたいな大袈裟な事でなく日常レベルでも)、こんなに粛々と行動できないなあと、反省した。
結局、何かに直面した時にどうするのかを選択するのは自分自身なんだなあとも思った。
最後のコティヤール姐さんの男前な選択も良かった。
今だ!
自身がインフルエンザに感染中に「今だ!」と観賞。
感染者がさわった手すりやドアノブを出演者が去った後に長回し。なんて厭らしい演出だろう。そして私もここに触って感染したのだろう。と再熱。
人類にとって新型ウィルスもデマも両方脅威だということがわかった。
似たようなことは私たちも先の震災で見聞きしたところだ。
正しい情報を流してパニック発生させるのか、抑制して疑心暗鬼を湧き立たせるのか。とても悩ましい。
しかしキャストが豪華だった割に物語的なスパークを見ないままに終わった感がある。
マリオン・コティヤールとか居る必要あるか?と思った。
ただジェニファー・イーリーがワクチンの可能性を発見する時の優しい微笑みは荒んだ今作の中で唯一ほっと出来るシーンであった。
よく出来た感染パニックムービー
感染列島なんて作品もあったけれど
洗練されることによってより面白い作品になるのだと思う
本作品は病原菌の発生原因には重きを置いていない
病原菌がいかにして感染していくのか
それにより社会はどのように混乱するのか
社会秩序の復活にはどの程度掛かるのか
非常にリアリティを持って描かれている
教材映画のような印象を持つが
それでも感染症の恐怖は変わらない
簡潔で非常に見やすく出来のいい感染パニックムービー
ファントム・メナス
世界中に蔓延する未知の殺人ウィルスによる恐怖とパニックを描いたスティーヴン・ソダーバーグ監督作。
出演者が超豪華。マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット…。「オーシャンズ11」に負けず劣らず。
潜水艦映画に外れ無しと同じくらい、ウィルス・パニック映画にも外れは無い。「アウトブレイク」も「感染列島」も面白かった。
単純にSFと割り切れないウィルスが、身近な恐怖とリアリティを与えているのだろう。
いくらリアリティがあると言っても一連の作品では、主人公がウィルス蔓延を防ごうと奔走したり、ワクチンを見つけたり、登場人物の誰かが感染して悲恋が始まったり…劇映画的展開が描かれる。映画を盛り上げる為には必要不可欠な要素。
しかし本作では、スター俳優を起用していながら特定の中心人物を置かず、群像劇スタイルで、ウィルスが広く深く蔓延していく様を静かに描く。見えない恐怖に追い込まれていく人々の心理や思惑をあぶり出す。感染や死もドラマチックに描かれず、唐突に感染し、呆気なく死ぬ。
もし実際にウィルスが蔓延したら?…多少盛り上がりに欠けるかもしれないが、ドキュメントかシミュレーションのような淡々とした展開が、緊迫感と臨場感を煽る。
人と人の触れ合いを断つ接触感染が、さらに恐ろしさに拍車をかける。
ウィルスの恐怖と人間の心の闇…この“見えざる脅威”は現実に起こり得そうだ。
起こりませんように。
幽霊より宇宙人より‥一番恐いのは‥人間の心‥~ヽ('ー`)ノ~
●ナインのMコティヤール
●ジェイソンボーンのMデイモン
●モーフィアスか?IMF所長か?‥ローレンス・フィッシュバーン
●AIでジゴロロボのジュード・ロウ
●恋に落ちたシェイクスピア/●愛しのローズマリー/●デュエット‥の‥グウィネス・パルトロウ
●タイタニック/●愛を読む人‥のKウィンスレット
豪華なキャストで恐ろしい話が繰り広げられる‥
我が敬愛するソダーバーグ‥
‥今迄と全然違うやないかい(`曲´#)
映画引退を発表した氏‥
辞めないでいてくれてて良かったと言うべきか?
独特のソダーバーググレイ‥
‥本作ではまたそれが恐怖を誘う(・ω・)ノ
この手のはいつもは見ないんだが‥
‥ついついッヾ(*'-'*)
☆評は‥
DVD100円水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒①★
モ、1回見たい度⇒①☆
オススメ度⇒②♪♪
デートで見る度⇒②◎◎
観る相方】いや‥一人見は恐いし‥
誰かと見るのも嫌だ!
ぬぅ‥こりゃシンドイ~ヽ('ー`)ノ~
リアリティの追求 ただのウイルスパニック映画ではない
ただ単純にウイルスパニックのド派手な演出、ハラハラ感を求める人には不向きな作品です
これは本当に未知のウイルスが現れ、数千万もの人間を死に至らしめるとしたら そんな誰にも否定できない可能性を非常にリアルに描いたある意味究極のウイルスパニックドキュメンタリーです
恐ろしいウイルスの誕生で人が死に悲しみ、怒り、暴動、略奪、誘拐、搾取、強盗、権力乱用・・人はいくらきれいごとを言っても極限の状態では自分が大事で、人間には誰にも守りたい大切な人がいるからこそ起こる、被害の拡大 ネットで流れる根も葉もない噂や情報 本当に恐ろしいのは人間なのかも知れないと警鐘を鳴らす作品
内容に盛り上がりがほとんど無い分、心理面をうまく表現できる実力派の俳優を起用せざるをえなかったのか 話題作りかその意図は監督にしかわからないが、
モヤモヤする内容で悲観的に捉えることもできるが、これが現実
ソダーバーグ監督の切り口。
未知のウィルスが突然現れたら・・・。現代に警鐘を鳴らすストーリー。大事にならなければ注目を浴びず、誰も知らないところで感染が世界に広がって行く恐怖。自然現象なのかテロなのか、一部の要人は疑心暗鬼に囚われる。公明正大に事実を追い対策を練ろうとする機関のスタッフは迫害や邪魔を受ける。これらをドキュメント・タッチで豪華キャストを使い描いていくソダバーグ監督。とても見応えのあるストーリー展開で最後まで画面から眼が離せない。
やはり人類の敵はエイリアンより未知のウィルスなのだと実感する。
あなたの隣の人の咳、大丈夫?
映画やマンガの世界の話と思っていませんか?
豪華キャストを配しているのに見せ場が少なくもったいない!
この映画は、私的には、少しばかり淡泊し過ぎていた気がするんだよね。
俳優たちも顔ぶれは揃っているのだもの、もう少しパンチが効いた、濃い味付けみたいに
見せ場がそれぞれ有っても良かった気がする。
勿論、映画が描いているのは、見えないミクロレベルの正体不明の細菌感染の恐怖と言う事で、これ位静かに単調過ぎる位単調に描いて行った方がむしろ、現実味の有る恐怖を演出出来るのかも知れないと計算されて出来たのが、本作品なのかもしれないが、全体から受ける感じが、今回のこの映像を観ていると、低予算のTV映画タイプのタッチにしか見えなかったのだよね。TVの2時間ドラマでこれは良いのかなって、感じがとうとうラストのエンディングタイトル迄ぬぐい切れずに終わってしまい消化不良を起こした様な感じだった。
本編らしい醍醐味が不足していて迫力不足だね、拍子抜けした様に感じるのは、自分がこの豪華キャストと言う事で、作品自体に過度の期待が自然に膨らんでしまった分だけ、単調に思えてしまったのだろうか?
例えば、アメリカでは、こんな事態が起きたなら、もっと一般市民はパニクリ、暴動が各地で起こり始めるだろうし、TVのニュース中継をズーっと見せられている、そう、そんな感触だね。本来映画って、観客は今、現実に自分の生活に起こっている事の様に錯覚してしまう位に感情移入出来る作品でないと映画を観た気がしない。
接触感染で起こる恐怖なら、もっと人と人がこの見えない細菌と言う敵に確実に追い詰められていく恐怖に怯える中で、人々の心はきっと心細くなり、誰かと繋がっていたいと思う気持ちが募るわけだから、そんな状況であれば、人はその恐怖を和らげる為に、例えば、家族とハグしあいたいと思う気持ちが募るのが自然の事だが、でも、そこで人と接触する事は、自分の死を招く事に成るかも知れないし、逆に愛する人に対して細菌感染させてしまう事は、自分が愛する人間を死に追いやるリスクを拡大させる事になると言う気持ちと行動を一緒に出来ない、心と身体の感覚的に一致出来ないで、相い反するする中で、体験する恐怖と孤独、寂しさみたいな感覚的恐怖が微妙に足りない感じだったのだ。
マット・デイモン演じるジョンは娘が恋人と接触するのをひたすら引き離そうとするシーンは確かにあるのだが、そして最後には若い二人がワクチンを摂取出来た後に再開し、ダンスする二人を静かに見守る父の姿は確かにあるものの、何だかね~弱いのだよね~
ファーストシーン空港で、何だか咳き込むところから、どんどん世界各地の人口表示のテロップと共に、香港・ロンドン・ミネソタ・東京・アトランタ・シカゴ・サンフランシスコ・広東省と体調不良で倒れ込んで死に至る人々を淡々と追って行く過程は、これから何が起こってしまうのだろうかと言う期待と恐怖を煽っておきながらこれは無いよなと言う結末を迎える。しかし、現実には、今、鳥インフルや、毎年流行するインフルエンザが政治目的で、或いは世界の急速な人口増加に対する何者かによる、人工的に画策された、人口減少を試みる計画された、秘密裏に行われている、国際的な政策なのかと言う違う形の恐怖が現実の生活にもあるのだ!本当の敵は何?本当の敵は誰?この事の方が更に恐怖だ。
手洗い、うがい
何年か前に日本でも新型インフルエンザ騒動がありウィルスの怖さを実感した記憶があるが、この作品はそんなもんじゃない相当怖いウィルスの話。
まず主演者達の豪華なこと、その豪華な俳優達の使い方にもびっくり!
マットデイモンは正義感の強い父親を演じ、グゥイネスパルトロウやケイトウィンスレットは・・・役で、ジュードロウはこれもよくわからないフリーライターと、それぞれの役どころを上手く使いわけてる辺りが監督の魅せるわざか。しかしながら、ジュードロウのフリーライターがよくわからない。
言いたい事は分かるが観客に伝わってこない。
途中の慢性感やこれが世界中で起こっているパニック感ももうひとつ。
確かにパニック感を出してるシーンもいくつかあるが、何かしっくりこない。
ただ2日目から始まる冒頭とラストは絶妙な作り、どこがウィルスの最初なのかを突き詰めていき、ラストにそれを持ってくる辺りは上手さを感じた。
まあ、この作品を観て思ったのは、いつこういうウィルスが出てきても不思議ではない事や、手洗い、うがいは大切ですと改めて思った作品でした。
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