コンテイジョンのレビュー・感想・評価
全222件中、101~120件目を表示
感染及びワクチン開発とデマについての映画
コンテイジョン
contagion
伝染 感染
ワーナーbros
Participant Media
スコットZバーンズ脚本
スティーブン・ソダーバーグ監督
グウィネス・パルトロウ
マット・デイモン
ローレンス・フィッシュバーン
ケイト・ウィンスレット
ジェニファー・イーリー
チン・ハン
マリオン・コティヤール
ジュード・ロウ
話題になっていたので、見ました。
私にはまだ数回見直す必要があるかも。
撮影と脚本がいい。
ワールドワイドな世界を舞台にした大作。
ただしもちろん新型コロナではなくMEV-1という、より強力に致死力のあるたぶん架空のウィルスが、いかに人間世界に蔓延してゆくかを描いた映画。十年以上前に企画され製作されたと言う。
大衆を煽動するデマの拡散も一種の汚染で、実際のウィルス感染よりも恐ろしいものだと感じた。動画で顔出ししているからと言ってつねに真実を喋っているとは限らないということ。人は信じたいものを信じてしまうのだ。
もちろん権力の監視及びつかの間の安心を与える意味でのSNSは非常に有効だと思う。
この映画ではジュード・ロウ演じるブロガーが意図的にデマを拡散させるシークエンスをちょこちょこはさみながら、感染の物語は進行してゆく。
対するローレンス・フィッシュバーンが、「自らのボートに乗せる客は優先的に助ける」と言ったのは、印象的だった。
あと、人質をとって優先的にワクチンを奪い取ろうとする脅迫に対してはプラシーボで対抗するというのも勉強になった。マリオン・コティヤールが空港で、自分を救出にきた男から突然離れたのは、中国に置いてきた子供たちを心配したからか。ちょっと説明不足に感じたが、途中、私がなにかを見落としていたのかもしれない。
この映画が当時あまり話題にらならなかったのは、リアルすぎてエンタテイメント要素が少ないせいもあると思う。しかし約10年後製作者たちが素晴らしい仕事をしたことが証明された。企画や脚本づくりに2、3年かけたらしい。2020年の現在でも古くなっていないように思う。
ワクチン開発自体も危険ととなり合わせであるし、その配布(接種)もさまざまな誘惑や危険とととなり合わせであることをこの映画は描いている。
あと少し脇道に逸れるけれど、「胃潰瘍」がウィルス原因だということはこの映画の台詞で知った。現代の医学では常識なのだ。
2020年4月の現在は、この映画の結末と同じようになるかはまだわからない。しかしいま人間世界に蔓延するこの新種のウィルスが及ぼす人類への影響を俯瞰するには最適な映画の一本だと思う。
ただ、もちろんこの映画だけではリアルな現実の1/10も描けていないとも感じる。でもそれは、この世のすべての作品が持つ限界でもある。10年以上前にこの大作を企画した製作陣には頭が下がる。
出来れば監督インタビューや脚本家インタビューを探して読んでみて下さい。
これ10年前??
スマホが無いから10年前か…。ほぼ予言では????という精度で驚いています。
感染株式会社アプリがこれに影響されたとあって観てみましたが雰囲気まんま〜!で逆説的にアプリ製作者のセンスが凄いな…。
ウィルス感染の経緯
ウィルス感染の経緯が、細かく体感できます。
映像として見るので、より危機が伝わりやすく、自分の身を守るためのヒントにもなります。
過去のウイルスになり、冷凍される日を切望致します。
字幕
俳優人が豪華で、良かったです。
コロナ騒ぎ真っ最中の日本から
これは教材として使ってもいい映画だと思う。今の日本がまさにそうなりつつあるし細部に至る何もかもが現在進行形で再現されつつある。
怖いのが現実は映画とは違って時に虚構を超えてくるところ。コロナがきっかけとなり世界大恐慌、第三次世界大戦などに発展しないことを祈ります。
未来の人よコロナ後の教科書はどうなりましたか?
結局出所はどこでしたか?お元気で🤧🤮
今、ソダバーグ監督はどんな気持ちでいるのか
約10年前に制作した作品ですが、現在のコロナウイルス感染状況について、ソダバーグ監督はどんな感想を持っているのか、知りたいです。
更に、映画の終盤のように、ワクチンや治療薬が出来たら同様な混乱が起きるのか注視していきたいと思います。
鳥肌が
最初の5分位我慢して観てましたが、新型コロナでよく聞くことを映画のセリフで話しており、鳥肌が立ちます。まさしく接触感染。妻からはなんでこんな映画観てるのと言われましたが、新型コロナへの知識とラストを観たいために観る価値は十分あると思います。
恐怖😱
今の世界の様子です😣ってぐらいのストーリーでした。さっきまで話してた人が突然倒れて搬送されて、亡くなりましたって…。
ワクチンができても、もらうことで暴動が起きる。ワクチンの順番を待ってる間に死んじゃうから人質とって先に…とか。そんな世界じゃ生きていけない😱
発生元の追跡でも、そちらでは…みたいにもめるし。
ストーリーは、2日目からスタートして何日目っていうので進んでいく。ラストは…なるほどそこか!!ってなった😣
最初から最後まで
目が離せない。コロナで大変な今でこそ見るべきかもしれません。映画の最後のメッセージは、先頃本物のローマ教皇が言ってたことと同じ、映画の中で起こっている事と、現実に起こっている事が似ていて青ざめたのですが、見てよかった
予言された未来
2011年にこれほど現在のコロナ禍を予想した映画が作られていようとは・・・。
物語の循環性も見事で良く練られている。
最初と最後を見逃さぬよう。因果応報。人類の傲慢さへの警鐘が見事に描かれている。
フィクションが現実になる時
"コンテイジョン"、直訳で「接触感染」
この言葉が昨今の大混乱を起こしていると考えると、やはり恐ろしいです。
この世界情勢の中で「リアルだ」と話題を呼んでいる本作。
確かに想像以上にリアルでした!
この映画が作られたのは2011年なので、時系列で言うと豚インフルが大流行した後に作られた映画ということですね。
パンデミックで世界中の様子を描いていており、そこで繰り広げられる登場人物達の群像劇で描かれているため、主人公に相当する人物は複数います。
マット・デイモン演じる、妻が感染したことでパンデミックに巻き込まれる夫。
ローレンス・フィッシュバーン演じる、ウイルスの原因を究明しようとするCDCの医師。
ジュード・ロウ演じる、ウイルスの陰謀論を唱えるジャーナリスト。
マリオン・コティヤール演じる、香港に派遣されたWHOの疫学者。
以上の4人の視点から、ストーリーが展開されていきます。
その一人一人の行動がそれぞれの役割が解りやすく与えられていて、ストーリーが全くごちゃごちゃになっていませんでした。
マット・デイモンは我々一般人視点の人物で、彼の視点から市民の行動が描かれているのが面白いです。
また、ローレンス・フィッシュバーンはウイルスの原因を探り、マリオン・コティヤールはウイルスの出所を突き止めていきます。
そして、ジュード・ロウはブログに「これで病気が治る」というデマを拡散し、市民から英雄視されながらも大混乱を引き起こしてしまいます。厄介なキャラクターですが、こういう人が実際にいると思うと非常に興味深いです。
また、グウィネス・パルトロー演じるマット・デイモンの妻がウイルス感染し発症した際の状況があまりにもリアルで、凄く怖かったです。
凄いのは、パンデミックになった後の人々が起こす行動と感染が広がるプロセスのリアルさですね。
パンデミックによって混乱が生まれ、人々が落ち着いた行動が取れなくなるのもリアルです。
アメリカでも日本でも昨今のコロナによって買いだめが起きていて、アメリカでは銃等がそれに合っているので「なんで?」とは思ってたのですが、原因がこの映画を観て理解できました。
本当に恐ろしいです…
後半の方で、病院の現状が出てくるのですが、先日ニュースで見たニューヨークの医療現場と全く一緒で驚きました!
劇中でこれだけの出来事が現実に起きているので、予見したと言われるのも無理はありません。
ただ!
時代の流れによる性なのかいくつかおかしな点もありまして、そこで個人的にマイナスになってしまいました。
※これから話すのはあくまで一個人の意見なので、正確かどうかは解りません。
まず、劇中で設定されてるウイルスの強さです。
数時間で亡くなるぐらいの強さを持つウイルスがパンデミックを引き起こすのが個人的に引っ掛かりました。
昨今の新型コロナ然り、豚インフル然り、世界中で大流行した感染力が強力なウイルスの殆どは毒素(症状の重さ)がさほど強くありません。
これだけ致死率や毒素が強いとかえって狭い地域にとどまってしまい、パンデミックは起こらないと思うので、少し症状を強くし過ぎてると思いました。
また、「接触感染」を描いていながら、「距離をあける」という行為をしないのも不自然です。
大混乱を起こしてる市民ならまだしも、テレビのスタジオでも近い距離で対談していたので、そこには「ちゃんと離れろよ!」と思ってしまいました。
ただ、そこは今よりも解ってなかった所も多いと思うので不自然な点が見られるのも仕方無いのかなと感じます。
それを踏まえても、この映画のリアルさには絶賛したいです!
この映画を観てますます、自分達が今何をすべきか、どうすれば混乱は防げるのかという事を考えさせられました。
なかなか大変な状況でフラストレーションも溜まりますが、まず自分は今出来ることをこれからもやっていこうと思います。
だからこそ、このレビューを見てる皆さんもどうかお大事に!
今こそ観るべき作品
この映画と現在の世界の状況がかなり似ていて、他人事ではない気持ちで観ました。
症状が重くなる人間もいれば、無症状の人間もいるため、ウイルス感染を防ぐには人との接触は本当に控える必要がある。
今この緊急事態宣言が出されている状況にも関わらず、不要不急の外出をしている人達にはぜひ観てもらいたい作品になっていると思います。
早めはやめの対策を取ることで、救える命があることを知って欲しい。
今からでも遅くないので、今は家にいてください。
シュミレーション
不本意にも本年度に脚光を浴びた作品。
未知のウィルスによるパンデミックを描いてる。現在のコロナウィルスが猛威をふるう世界との近似値は不明だが、よく出来てた。
WHOでの活動もワクチンの開発も、それを届けるのも生産するのも、当たり前だが人間がやってる。僕らは結果だけを手にする。
感謝しなくてはいけないと強く思う。
「人は1人では生きていけない」ってのと「人が3人集まれば戦争が起きる」って言葉の意味をぼんやりと考える。
自分の見識が全てではなく、憶測は憶測でしかないのだという事を強く心に留めておくべきだ。
勿論、劇中で行われている事と実際の事には差異があるのは当然で、ドラマチックに語られる部分も多分にあるだろう。だけど、やはり…今の現状を反映してしまい目を離せない。
感染が拡大していく様が、ほんとに静かで…この辺は凄くリアルを感じてしまう。
またBGMが良くて困る。
感染の経路については、劇中ではとんでもない感染力であり、おおよそ都市部では防ぎようが見つからない。
潜伏期間が3日とかなりスピーディーで、発症から死亡までが4日くらいと悪魔のようなウィルスである。
大事な人も隣人も、あっという間に死んでいく。この現象を疑似体験できただけでも、今コレを観た価値があるとも考える。
劇中では様々な予測が描かれる。
ワクチンが出来上がるまでの世界は、相当危険なようだ。街も人も荒廃していく。
病院の待合室は人で溢れ返り、飛沫感染が疑われる中怒号が乱れ飛んでたり、流通が滞り食糧が供給されなかったり…それを奪い合うシーンがあったり、地獄絵図だ。
また、映画だからある程度のリアリズムをもって話が展開されていくから説得力もある。
悲しいかな、現実にもその兆しはある。
マスクを買う為に薬局に長蛇の列が出来上がったり、争奪戦が起こったり。
薬局の店員からの悲鳴は毎日のようにネットにあげられる。
まだ劇中の世界観からしてみれば序章にも至ってないのだけれど。
ワクチンを政治利用する背景があったり、ネットの真偽を問うてみたり。
ネットを鵜呑みにする怖さと、公式発表を鵜呑みにする怖さは、ほぼ同レベルだ。
たった1人を起点に何百万人が死んでいく世界。どおしても「今」とリンクする。
…この作品は近しい未来なのか、それとも、作り話として映画史に埋もれていくのか。
全ては僕らにかかってる。
作品はワクチンの流通をもって幕が閉じる。
よく出来てるなぁと思うのは、そのワクチンを摂取した後の危険性にも言及してる事だ。
その危険を隠蔽して金儲けに動いてるってのは飛躍もあるかなとは思うけど、後遺症までは分からない。
早急で緊急な案件だからだ。
「今」をとるか「未来」をとるか。
今が無くなれば未来もないから、今をとるしかないのだけれど、それが故に抱え込む時限爆弾みたいものはあるのかなぁとも思う。
凄い怖い映画で…今だからこそ、その怖さは増幅される。
ウィルスと共に感染が拡大されていく不安こそが世界を混沌の底に突き落とすと思われる。
失った人は戻ってはこないけれども、生きてさえいれば取り戻せるものは多い。
乗り越えた先を暗示するラストだった。
のだけれど、その後に語られる「1日目」に戦慄する。
疑似体験のまま終わってくれと切に願うが…ウィルスによるパンデミックは繰り返されるのであろうな、とも思う。
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