「エンターテイメントというより、仮想ドキュメント」コンテイジョン KGRさんの映画レビュー(感想・評価)
エンターテイメントというより、仮想ドキュメント
マット・デイモン、グウィネス・パルトロウ、アンナ・ジャコビー=ヘロン、ローレンス・フィッシュバーン、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、マリオン・コティヤール、チン・ハン。
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観終わった後、自分の顔を触るのが気になった。
人々がパニックになり、買占めだけではなく、奪い合いが起こり、暴動的になる様子は表現されていたが、それでも比較的淡々と事態が進行し、ものすごいことが起こっているという感じではなかった。
荒れてはいたけど、みんな意外と落ち着いていたし、ドキュメントタッチというか、実際だったらこうだろうなという感じだった。
映画では直ちにWHOに連絡が行き、CDCも臨戦態勢に入ったわけだが、
本当に最初の数人であのような体制が取れるのか。
また、ウィルスの分離と解析、培養、ワクチンの開発に至るプロセスは真実味があるが、本当にあの程度の期間でできるんだろうか。
また、流言の発信源はジュード・ロウだけだったが、実際には複数の発信源が複雑に絡み合い、またマスメディアも「風評加害者」になる可能性は高く、あの程度の混乱で済むかどうかはよくわからない。
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