劇場公開日 2011年11月12日

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「カリスマブロガーの存在が」コンテイジョン kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0カリスマブロガーの存在が

2019年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 解剖シーンにはちょっとドキリとさせられた。パンデミックものをソダーバーグが撮るという意外性もさることながら、こうしたパニック映画に一流俳優を惜しみなく使うというのも凄いぞ!

 パニックとは言ってもゾンビ映画のように直接的な恐怖を描くものじゃなく、“動”よりも“静”、人間の心理やリアリティ重視の感染モノなわけだ。保健局やCDC(アメリカ疾病管理予防センター)の職員を中心とした、未知のウィルスと戦う姿を描いている。『アウトブレイク』などとは違い、それほど緊迫したクライマックスがあるわけでもないのが特徴。邦画で言えば、『感染列島』みたいなシミュレーション映画。

 マット・デイモンとグウィネス・パルトローは再婚同士(?)で、彼女が香港へと出張に行き、その帰りに元恋人と浮気していたことも判明。そんなことより感染源はどこなんだ?と必死に探す人々。そして、感染が拡大し、全世界で2000万人もの人が死んでいき、ようやくワクチンが完成する。途中、あちこちで暴動が起こり、ワクチンが出来ても大量生産するには時間がかかるため、さらに暴動。ジュード・ロウ演ずるカリスマ・ブロガーにより“レンギョウ”が特効薬だといったデマを信じる人々。そのブロガーも詐欺罪で逮捕されるが、熱烈なファンにより保釈金が・・・などというサブストーリーもある。

 コティヤールがクレジットのトップにきているが、彼女はWHOから香港へと派遣された医師であり、ワクチンが完成した後でも香港の順番は先延ばしという理由から郊外の村に拉致されたりする。各国政府や製薬会社とWHOの癒着などといった、想定される社会問題も考えてある作品であり、様々な問題を静かに訴えてくる。

kossy
asicaさんのコメント
2021年8月25日

わああああ。2013年に見てるんだ〜。
新型コロナが蔓延して来た時、この映画を思い出しましたか?
もうタイムトラベラーの気分とか?

asica
kossyさんのコメント
2020年4月3日

寝太郎さん、コメントどうもです!
観たのは6年前くらいなので忘れてますけど、感染パニックの予測がすごく当たってるのがよくわかります。
『アウトブレイク』はちょっとやり過ぎみたいなところがあって、エボラみたいに致死率高い感染症はそれほど世界中に伝播しないんですよね・・・

kossy
寝落ちマン(次男)さんのコメント
2020年4月3日

こうなる前にこれを観ていた気分はどーですか❓🤭
相手は実はトニースタークで、悲しみでやさぐれて悪アイアンマン化⚡︎🤖⚡︎

寝落ちマン(次男)
かいりさんのコメント
2019年7月4日

対抗馬はジョン・ウーですかね(笑)

かいり
かいりさんのコメント
2019年7月4日

ナイスセンスな音楽と、静かに進行する感じでもしかしてソダバさん?と思ったら、あたりでした。本当に様々な問題を一つの映画で一気に見せるところがすごいと思います。

かいり