ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
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字幕版がおすすめかも
生きた証を探す物語かと思いましたが、残されたものが自立して再生していく印象を強く受け止めました。弔い方の違いもあり、死の喪失をテーマに紡ぐ話は家族観、親子の接し方の距離などがよく表れると感じます。話す姿が作風を印象づけます。うまい。
失った物の大きさ
失うからこそ、人との繋がりという価値が輝く。
失ったからこそ、芽生えた勇気と信念はより高い未来を乗り越える踏み台になる。
失ったものに焦点を置くのでは無くて、今此処にある愛で十分なのでは無いか。
だからこそ今ある愛に感謝の気持ち伝え無ければ。
与えられた愛を無駄にしないで、与えられたならそれ以上の物を返さなければ。
大切な物は本当に必要な人の元へ回っていく、本当に必要になれば何らかの形で自分に返ってくるから。
とエモーショナルに感じ取ってしまったそんな映画。
タイトルの意味が分かったとき感動した
9.11で父を亡くしたオスカーが、父の残した鍵が一体何なのか?謎を解くため、そして父との8分間(繋がり?)を保つため調査する。
話が進む中で、長くてよく意味が分からないタイトルが表してることは何か考えながら観た。
そして、タイトルの意味が分かったとき、大きな感動が待っていた。
なので、邦題もそのままのタイトルにしてくれて良かった。
最悪の日
911からずいぶん経ってからの視聴だが、犠牲者の家族は今も苦しまれていると思う、オスカーや母親のように。
「最悪の日」当日、父親との幸せだった日々、現在。いろんな時系列で織り交ぜられ展開する内容。もちろん探し物が見つかったとしても父親は戻ってこないが、ようやく一歩を踏み出したオスカー、得るものも多かった、という話。
会うべき人は一番最初のブラックさんだったというのは出来過ぎだけど。タイトル…大都市も世間は狭い、ということ?
トムハンクスの存在感はさすがだが、それを上回るオスカーに惹きつけられる。
「しあわせの隠れ場所」のイケイケ?な母親役とは打って変わり控えめな感じのサンドラブロックだが、やはり安定の存在感である。
久々に本気で泣いた
トムハンクス祭と題し、
主人とトムハンクスの映画を観漁る企画第3弾
タイトルからはどんな話なのか全く想像できないで
心構えなしに見た
話はうまい具合に進んでいくし、
進んでいくにつれ、親と子の想いがひしひしと伝わってもう、あの出来事が起こったあとだと知ったときは
涙が止まらなかった
息が苦しくなるほど泣いた映画は久々だった
いい映画を見た。
心を洗いたいときに見たい映画だった
あの日父を亡くした少年の,喪失と再生のものがたり
2019年6月5日 ものすごくうるさくてありえないほど近い 鑑賞
9.11で亡くなった父が残した鍵をたよりに何かを探し求めてニューヨークを探し回るアスペルガー症候群の少年、それを心配しながらも影ながら見守る母親、そして祖父。人と人とのつながりを再発見する都会のロードムービー的な映画でした。
#トム・ハンクス#サンドラ・ブロック#トーマス・ホーン#マックス・フォン・シドー
経験や体験の大切さが分かる作品
どんな物事も理性で全て解決していこうとする「理性偏重少年」がある日父を亡くしてしまう。
そんな少年が「死」という理性では解決しようがない問題にぶつかり、紆余曲折を経て経験や体験の大切さに気づいていくというストーリー。
理性って追求していくと、時にその無限性の矛盾にぶち当たる。(ex.コップはガラスで出来てる→ガラスは原子で成り立っている→その原子は…みたいな理性を追求していくと起こる無限的な矛盾)
つまり理性では解決出来ない事がこの世の中にはあって、それを乗り越えるために、経験や体験が重要である!ってことをこの映画から学んだ。
心がえぐられて、そして優しさに満ち溢れる
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い という題名が、見終わると何故か理解できてしまう。
とても辛くて、辛くて。でも人生には優しさが溢れてるんだと、前向きになれる映画でした。
人生において、運があるという事と相関関係にあるのは、沢山の人と会う事だと聞いた事があります。
さあ、ドアを開けて、人に会いに行こう。
9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーは、クローゼットで1本...
9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーは、クローゼットで1本の鍵を見つけ、父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していく。
母は生きてんだ・・・
冒頭から、父と子の仲良さを押し出し、
その後父不在での子の苦悩がメイン。
オスカーは、偶然見つけた鍵に、父の遺志をダブらせ、
解決方法を模索していく上で、外部にはもの凄く尖っていく。
この難しい役を、このトーマスホーンくんはやりきっている。
まずここが素晴らしい。
話の筋として、オスカーがいろんな人を訪ねていくのだが、
その裏には実は…という行があって、
そこはオスカー自身が何かのヒントから自分で気付く、
という風には出来なかったかな、とは高望みなのか。
自分がオスカーだったら、「何してくれてんねん!」と
ひねくれて逆ギレしてしまいそうだ。
それでも最後、訪ねた人への手紙、濡らしてくれます。
あの、何度も抱きしめてくれる「ブラックさん」も泣ける。
難点は、アメリカの、NYのあるあるネタなのか、
「第6区」の話は全く理解できず、苦悩した。
「ナイン/イレブン」の話は、今後も多く作られるだろうが、
本当に苦悩しているのはこーゆーパンピーであり、
オスカーだけじゃなく、母も、祖父母も、そして彼が訪ねた人全てが、
「9/11」で闇を抱え、置き所に苦悩して生きてる事実を、
見事に描いた作品だと思う。
911の話はただのきっかけ
愛する父親を失い、
その面影を追いかけながら、
母親との葛藤を経ながら、
成長していく息子の物語。
トム・ハンクス、サンドラ・ブロックの影が薄く感じるほど、息子の存在感が強い。
実際にあった事がベースにはあるが、
誰もが子供から大人になる過程で感じる、
喜び、悲しみ、怒りをうまく表現していた気がする。
凄いことに、それが今の世界情勢をも包含しつつある。
大人って、子供より偉いの?
大人も所詮子供じゃないの?
自分も父親をここまで好きになれたら、
また違う人生だっただろうなぁ、
なんて、思った。
が、それだけでは終わらないのが、
さすがサンドラ・ブロックでした…
個人的には大どんでん返し!
スターチャンネルにて
【初めてアメリカのあの惨劇をテーマに扱った作品。】
- 勿論、この映画にはあの現実とは思えないシーンは出てこない。-
・ だが、トレーディングセンターにあの時いた方々の様々な声や音が流れてくる。
・今作品では、それを敢えて、映像化していないからこそのビル内での徐々に広がるパニックがリアルに伝わる。
・父親が子供に残したメッセージ、そしてそれを受け入れられない子供の姿が痛々しい。
・それが、あの場で亡くなった多くの方々とその家族でも同様に起こってしまったという事実には述べる言葉が無い。
〈どのような思想、宗教でも罪のない人を殺めるテロという行為は絶対に許されるものではない、という当たり前の事を再認識させられる映画である。〉
<2012年3月11日 劇場にて鑑賞>
こころが通じ合う奇跡
少年の自責と強迫観念に追い詰められての行動の数々には、こちらも胸を締め付けられる。
夫の教育方針に寄り添うように、息子の成長を陰ながら手助けする母親が頼もしく思えた。
伏線も思い返してみれば、しっかりと張られていて一層と驚き感動させられた。
子供に対して、出会う大人たちの優しさ、母親の前もっての訪問とほぼ見ず知らずの子供だと言うことで、心を開く大人たち。お互いがお互いを必要としている。
そんな機会に恵まれず失語症に陥ったまま歳を重ねてしまったおじいさんが痛ましい。
最後に人間関係に踏み出す第一歩のシーンがあって安堵した。
アカデミー賞脚本賞を挙げたいくらい!
泣ける映画ならこの作品間違いなし!
まず、出演者が豪華であった。
オスカー役としても、これから十分に期待できるくらいの演技力!(余談ですが、中国語がペラペラで、IQも高いのだとか!演技だけでなく、違う才能もこれから見れそうです。)
9.11で父親を亡くした子が、父の死を受け止めきれず、ある意味亡き父親探しの冒険を始め、自身の障害とも闘いながら、その子の想いが真にぶつけられます!
脚本として、これはズルいと言いたいですね!この作品は、凄く主人公の情に入りやすいように構成されている感じで、つい感動してしまいます!
何度も繰り返しになりますが、オスカー役の演技力は、なかなかなものです!脚本だけで、それほど感動させることは難しいので、演技力がプラスであってからこその作品なんだと思います!
親子の愛とか、悲しみを乗り越えるとか、そういうことだけじゃなくて、...
親子の愛とか、悲しみを乗り越えるとか、そういうことだけじゃなくて、子どもだけど、人との関わりの大切さを深く感じられる映画だった。
個人的に、このタイミングで見れてよかった。
ものすごく切なくて、ありえないほど泣ける
もう後半はずっと涙がとまらなかったです。
過去最高に泣けた映画かもしれません。
9.11をきっかけに、様々なヒストリーが開かれストーリーが動きだす。
たんなる父を亡くした少年の悲しいだけの物語ではなく、少年の成長、悲しみを乗り越える勇気、母の愛など胸にくるシーンが盛りだくさんでした。
そして登場人物がどの人もみな素敵すぎる。
ものすごく切なくて、ありえないほど泣ける。最近泣いてないなと思ったら、ぜひこの映画を観てください。
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