ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
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久しぶりに泣いた
9.11と聞いただけで暗いストーリーを想像してしまうけど、この映画の雰囲気は暗すぎず見やすかった
最後にお母さんが息子のしていたことを理解してあげていたことを話してるシーンはただただ涙で
ひどいこといわれたうえに、不安になりながらも毎週息子を送り出す気持ちを考えるとものすごく強い母です
前半部分だけの母親なら止めてだろうけど、やりたいと思ってることをとめずにやらせてあげる っていう部分はお父さんの影響だったのかな
半分くらいらへんまでただの家族愛のテーマか?鍵に意味はなくとも出会いが彼をかえていくような ありきたりな結末かな?と思いながら見てたけど、映画としての起承転結がちゃんとあって、
お父さんの電話に出れなかったことがわかったときは、その行動が急いで電話に出るよりとてもリアル
幼い彼が抱えていたものはとても重かっただろうなと、考えただけでまた涙が出そうになる
鍵は結果的にお父さんに関係のないものだったけど、お父さんが息子に伝えたいことはちゃんと伝わってて、素敵なお父さんが選んだ人は素敵な奥さんで、息子も不器用なだけでとても素直な子で
今タイムリーに世界でテロが沢山起きてるなかこの映画をみて何とも言えない気持ちになりました。
人から人への愛がもの凄く繊細に色々つまった映画だった
おじいちゃん、タンバリン、 ここらへんがなんとも言えない味をこの映画にもたらしてて、ちょっと古い映画のような?感覚でほっこりしました
タイトルが意味する物とは
話の展開が凄く心地良かった。急すぎて突拍子の無い展開になることはなかったし、だけど劇的な場面も出て来るので飽きることもない。巧妙でしたね。いろんな所に伏線があって、それの回収の仕方が丁寧だからそりゃもう良いですよ笑
主人公の少年は1番の理解者であり最も尊敬する存在であった「父親」をあの9.11で亡くす。そして、「父親」の遺体が入ってすらいない棺を燃やすことでお葬式を 完了 した「母親」を軽蔑していた。また、主人公の味方として「祖母」そして祖母の家に“間借り”する「老人」が出てくる。
主人公の少年は父親に対して後悔してた部分があって、父親が隠し持っていた鍵が何なのかを探す。それを探しだす事でしか父親への後悔を振り払う事が出来ないから。
だが、それを続けても続けても上手くは行かず最後にはそれは、違う人とその人の父親の絆の鍵であったのだ。自分の父親との最後の絆がここで砕けた。
でも、それが結果としてそれまで否定してきた母親との新たな絆の再生へと繋がる。
さっき、「」をつけた登場人物。それらは全て主人公の「家族」だ。
ものすごくうるさくてありえないほど近い。これって結構鬱陶しいと思う。苦情ですよね、こんなの。でもその鬱陶しさがなきゃ困る。ないと寂しい。
それが何か?
「家族」が答えだと僕は思いました。
タイトルの意味に気づいてからは、涙が止まらなかった
なんて素敵な映画…
「父を超えたかったのに」と初めてあった祖父に気持ちをぶつけるシーン、子役とは思えないその演技力と迫力に震えました。
字幕は苦手だったけど、字幕版で見て本当によかったと思える。
そして主人公がベッドで泣き喚くシーン。
それまで上手くいっていないと思えた母の行動を知って、涙が止まらなくなりました。
お母さんってそんなにやわじゃない。
分かったつもりでいたけど、どんなに酷い言葉をかけられても息子を愛し続ける、強くて温かい母に感動。
レビュー書きながらも涙が止まりません、
良かった!
お父さんがいたという記憶を無くさないように一生懸命手がかりを探す姿に胸を撃たれました。何かに必死になる人やそれを守ってくれる人や手助けをしてくれる人それぞれの悲しみや思いがひしひしと伝わってくる映画でした。
心的外傷を埋める
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 ) 911で父親を亡くして心的外傷を負った少年の、癒しと成長の話。911のことを原因として取り上げているものの、それはあまり大きな意味を持たない。ただ少年と彼を取り巻く家族の、悲しさを乗り越えて再生していく様子を、ゆっくりと温かく描いていく。物語よりも人の繋がりを中心軸にして展開させ、それを脇役の登場人物がしっかりとした演技で物語と少年を支える。現実を受け入れ、父のいない寂しさと電話に出なかった後悔を乗り越えて、新しい章を開いていく清清しさが残る。 子供だけで家で留守番をさせるだけで違法になるアメリカで、子供が一人で大都会NYCに出かけていくのは最初から違和感があったし、何か大人ぶった怖いもの知らずの生意気さというのもあった。尾行がいつもばれないし成功するという説明は苦しくても、まあこれは物語としてそれなりに仕方が無いのだろう。
9.11
世界を震撼させた有名すぎるあの事件。 このての映画は苦手で最初からお涙頂戴モノかと思ってみていたが… 9.11の災害は物語に緊張感を与えるがごとくたまにでてくるがほとんどが父親を亡くしたオスカー君が、父の死後1年やっと父の部屋に入ることができ。 そこで謎のキーを見つける。 その鍵穴を探すのに色んな人の出逢いがあり、もの言わぬ老人、yes.noマンとの旅も見所。家族愛の物語で久々の感動作だった◎
主人公の子供のズケズケした態度があまり好きになれず、見てていらいら...
主人公の子供のズケズケした態度があまり好きになれず、見てていらいらしたり。 ただ、間借り人のおじいさんがすごくよかった!!! 期待していたよりはそうでもなかったかなー。
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
心のロードムービー。 賢い少年はこの世には明確な答えが出ないことや不条理なことがあることを既に知っている。 ただそれを受け入れる術を知るためのロードムービーだったと思う。 トム・ハンクス、マックス・フォン・シドーの極上の演技。 この更に上をイったのがサンドラ・ブロックだった、誤魔化しが効かない役どころを静かに淡々と魅せつけてくれた。 またビオラ・デイビスの演技が憎いほどヤバイ。
鍵は必ず、何かを開ける
映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
(スティーブン・ダルドリー監督)から。
今までにも「9.11」をテーマにした映画を何作品も観てきたが、
事故現場のヒーロー的な扱いでもなく、また悲劇の主人公でもない、
ただ尊敬する父をあの事件で亡くした、少年の視点が新鮮だった。
その少年がある告白をする。
「(僕は)アスペルガー症候群の検査を受けたの、
『利口だけど、不器用な人』の検査だって」
この言い回し、もう大人だけどアスペルガーかな?と感じる人には、
説明しやすいフレーズだな、とメモをした。
さて、気になる一言は「鍵は必ず、何かを開ける」
「black」と書かれた封筒に入っていた鍵は、いろいろな体験により、
彼の繊細な心を開いたとも言える。
「1本の鍵にあう鍵穴なんて、無数の可能性がある。そこが面白い」と
彼に教えた、街角の鍵屋さん。
そして「鍵には、必ず鍵穴がある。名前には必ず人がいる」と、
「Black」というメモを「名前」と判断し、blackさんを探すという展開は、
意外だったが、最後まで楽しめた。
「鍵」は、時として「キー」と訳し「キーワード」などとして使う。
「キーワード」を見つけることで、問題が解決することもある。
う〜ン、やっぱり「鍵は必ず、何かを開ける」だな。
P.S.
ストーリーには関係ないけれど、少年が人探しに出る時に常時持ち歩く
サバイバルグッズ「パニックを抑える、タンバリン」が気になるなぁ。
少年のリアル
映像の動きと音、その少年のひとつひとつに、胸をえぐられるような感覚が残りました。 感情でいきる幼い少年の心の葛藤と母親の愛情がとても素敵な話でした。 もう一度改めてみてみるとよりこの話の魅力に気づけるのかもしれないぐらい、ぎゅっと詰まった内容でした。
9/11
The phone rungの一言で、彼が何故あそこまで鍵探しにこだわったのかが納得できた。
同事件では、多くの日本人の方も亡くなったことを思い出しました。平和とは何か、何故世界は平和にならないのか、という解決し得ない問題に行き場のない憤りを覚えました。
ストーリーの重なり方が絶妙
とても良い映画。 9.11で父を亡くした子供とその周りの人々の感情や行動の交わり方が絶妙。 ストーリーはふせんが徐々に明らかになっていくところやどんどん新しい出来事が重なっていくところが 観ていてとても良かったです。 また、皆のセリフ一言一言が素敵でした。 これはおすすめできる作品です。
5分に1回泣ける
泣かされるのを覚悟で観たのですが、最初から最後まで泣きっぱなしでした。 オスカー役のトーマス・ホーンは父親を亡くした悲しみや、アスペルガー症候群で周りとは少し違うという難しい役を上手く演じていたと思います。 ですが、私は観終わった後に何か物足りなさを感じてしまいました。確かに泣けるし、トーマス・ホーンの演技も良かったです。何が悪いのか上手く言えないのですが、 9.11のテロという重いテーマを、泣けるだけの感動させるだけのあざとい映画にしてしまったような気がします。泣くだけ泣かされた後、私の心には何も残りませんでした。 評判も良く、期待して観たのですが、期待が大きすぎました。日本人はこういう感動物には弱いですが、私はあまり良いと思えませんでした。 物語のラスト、オスカーが一人でブランコに乗れるようになったシーンが好きです。
映像、音の効果
緻密に効果的に作られているなと感じました。また、主人公の感じ方が上手く表現されていると思います。私が見てきた中では淡々と進んでいく大人しい作品なのですが、見せ方が上手で美しく、時間中ずっと引き込まれていました。特に好きなシーンは雫のシーンです。
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