劇場公開日 2012年2月18日

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「something lost」ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5something lost

2016年11月13日
iPhoneアプリから投稿

この家族の話というよりも、ニューヨークの街全体があの日喪失された何かを、愛情と諦めない努力で埋めていった姿を投影しているように思えた。311もそうだが、理不尽な死に直面せざるを得ず、同時にそれに無力であること、そして置き去りにした死に対して自責すること。誰かを失ったというだけではなく、果たせなかった自分自身に対する信頼関係が喪失したこと。あまり語られない。しかし、現場に居合わせた者は、十字架を背負わされている。それでも、生きていかなければならない。

Kj