「胸打つ作品」ものすごくうるさくて、ありえないほど近い mikaruさんの映画レビュー(感想・評価)
胸打つ作品
S.ダルドリーの作品に、ハズレはない。
回を重ねる毎に、期待が膨らむのに、それを裏切らない。
そして、配役にミスもない。
感情を押し付けたりもしない。
静謐に、そして絹糸のような繊細さで、受け手に喪失感を持たせる。
トムハンクス、サンドラブロックという一流の役者をも、喰ってしまいそうな少年オスカーを演じているトーマスホーン。
彼の壊れそうな、弾けて粒子になってしまいそうな心を、見事に演じていた。
また、アカデミー助演男優賞にノミネートされたM.フォン.シドーも 胸が苦しくなる程切なさを見事に感じさせてくれる。
テーマは9.11。決して明るい作品ではない。
ただ、もう一度言いたい。
S.ダルドリーの作品に、ハズレはない。
予備知識を入れずにご覧下さい。
必見です。
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