カルテット!のレビュー・感想・評価
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シシリエンヌ
開は母のチェロも覚えてないくらいだったが、崩壊しつつある家族の絆を取り戻そうと、祖母のバースデーパーティに10年ぶりで演奏しようと提案するのだった。その母方の祖母は由紀さおり、祖父は上条恒彦だ!しかし、美咲はあくまでも参加しようとしない。仕方なく3人で演奏することになり、老人ホームの皆を集めて「G線上のアリア」を奏でる。しかし、ブランクのあった父は演奏を途中で止めてしまう。しかし、開のバイオリンを聴いた渡辺(サンプラザ中野くん)が開にチャンスを与えてくれた。とりあえず、ライブ喫茶で直樹と開のデュエットをやらせてくれたのだ。それを観た美咲は友達の後押しもあり、フルートで参加することになる・・・曲はトゥーランドット。
家族の絆を取り戻すなどという展開はあっという間に過ぎ去ってしまい、開の才能に目をつけた音楽家が彼に一流のオーケストラに参加させるというストーリー。だけど、そんなプロの道よりも家族で演奏することを選ぶということがメインとなる。クライマックスはそのオーケストラと家族のコンサートがバッティングし、開がドタキャンして家族の下へ向うというお決まりパターンでした。
秋の感動2時間ドラマスペシャル
元は才能ある音楽一家だったが、父は失職し母はパート、姉は不良の道に。バラバラになった家族の絆を取り戻す為、弟は家族カルテットを組む提案をする…。
舞台は千葉県浦安市。
撮影直前に東日本大震災に見舞われ、製作が危ぶまれたが、地元の方々の協力で完成に漕ぎ着けた。
実は、本作のイイ点はそこだけだったりして…。
ハッキリ言って、“秋の感動2時間ドラマスペシャル”レベル。いや、それ以下。
話はありきたり。演技はお下手(特に主役の男の子)。キャストも2時間ドラマで見かけるパッとしない面々ばかり(失礼!)。
わざわざ映画でやるほどの事?
もう一つ残念なのが、見所であるハズの演奏シーン。
だって、吹き替えなんだもん。
普通は猛練習して、実際に演奏するでしょ。
クラシック音楽は美しいけど、何だかガックシの映画。
不良姉を演じるのは、今人気のゴーリキ。
だけど彼女って、本当に人気あるの?可愛いの?
ちなみに僕はあまり好きではない…。
今年から来年にかけて出演映画が多数公開。これで来年度の日本アカデミー賞新人賞は確実にゲット!(皮肉です)
本物には感動。
浦安市の市制30周年を記念して製作されたという本作だが、
直前に大震災に見舞われて、浦安市は甚大な液状化被害に。
一時は撮影中止が危ぶまれたものの、市民の尽力もあって
無事に完成し、公開にこぎつけたということである。
私的には本作の内容よりも、エンドの浦安市の復興映像の
方が感動できた気がするのだが、それはそれでどうなのか。
もし今作に、浦安市が、大震災が、という枕詞がつかなければ、
映画の出来としては(たいへん失礼ですけど)学芸会レベル。
きちんと演技の出来る俳優陣や音楽関係者の方に対して
申し訳ないくらいの演出方法に首をかしげてしまった。
確かに映画として完成はしているが、逆にどうだろう。
浦安市の人々に大変失礼な気さえするのは私だけだろうか…。
ただ映画というものは、個人がそれぞれに評価するものなので、
今作で感動したり救われたりする人々もいるのだと思う。
原作を知らないので何とも言えないが、温かい物語ではある。
勿体ないのは…やはり演奏シーンだろうか。
役者が音に合わせて吹き替えているのは分かるが、それが
ハッキリと分かりすぎるくらいに分かってしまうという粗雑さ。
本物:山根一仁氏のバイオリンにはさすがに感動したけれど、
全編を覆う音楽そのものはこの永江一家が織りなしている…と
思わせたい(製作側)と、思えない(鑑賞者)の壁はかなり厚い。
また、父親にリストラの影がまるで見えない^^;茂樹元気すぎ。
サンプラザ中野くんに至ってはもう、何も言えない。
そもそも、カルテット!と聞いて某・浪曲芸人(爆)を真っ先に
思い浮かべてしまう私につべこべ言われたくもないと思うけど。。
(金もいらなきゃ女もいらぬ、あたしゃも少し背が欲しい~♪懐)
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