ショーン・オブ・ザ・デッドのレビュー・感想・評価
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翻訳不能な下ネタから分厚い人情までが詰まった永遠の名作
友人エド、ピートとシェアハウスで暮らす電器屋店員ショーンは中卒の後輩にすらナメられる悲しい中間管理職の29歳。彼女のリズとは付き合って3年になるがデートはいつも行きつけのパブ、ウィンチェスター。あまりのマンネリにブチ切れたリズを慰めるべくショーンは思いつきで人気レストランでのデートを提案するが、その頃謎の疫病が街に迫っていた・・・からのゾンビコメディの名作。
今回初の本邦劇場公開ということで期待していましたが特に映像クオリティに目新しいところはなく、散々DVDで観た映像とほとんど変わりなし。デジタルリマスターとの表記もないのでブルーレイ上映なのかも知れませんがなんせ15年前の作品ゆえその辺りの古臭さに慣れるのにちょっと時間がかかりました。
とはいえ作品の魅力そのものは何度観ようとも衰えない。多分鑑賞するのは10年ぶりくらいだと思いますが、短いカットを矢継ぎ早に繋いで繰り出すトボけたギャグ、劇伴とシンクロしたアクションシークエンス等その後のエドガー・ライト作品に滲んでいるトレードマークが既にこの頃に確立していたことを確認出来たのは新鮮でした。
実は日本語字幕版を観るのはこれが初めてだったのですが、劇中で最もエゲツない下ネタが一切訳されずにスルーされていたのに驚きました・・・まぁ確かにアレは翻訳難しいですけれども。主演のサイモン・ペッグとニック・フロストのクズっぷりがやはり最高で、それがゆえにオフビートなギャグを散々重ねた後のドラマはエモーショナルで今回もビービー泣けました。ショーンの義父フィリップを演じるビル・ナイがこれもまた最高、あれから15年一切衰えない眼力が本作で捻り出すのが不器用なオヤジの本音で、そこもビービー泣けました。
要するに本当に永遠の傑作。是非スクリーンで堪能して下さい。
キレ味のあるコメディ
ゾンビ映画でありながら終始コメディ要素を盛り込んだなんとも痛快な作品。
Simon Pegg の冒頭のボンクラ感が滲みでる表情が最高だ(笑)
ルームシェアをするボンクラ三人というキャラクターの配置は後の「hang over」に充てられた様なキャラクター配置といえる。
演出面も見事で、前半の痛快且つスピード感のあるコメディタッチから、事態の発動。いわゆるゾンビ出現による「世界の終幕」シークエンスに突入する絶望感は見事。しかし彼らは徹頭徹尾ボンクラ感を絶やさず面白可笑しく事態に順応していく(笑)
さすがのEdgar Wright 監督。このキレのよさが後の「Baby Driver」に生かされているとなると納得です。
Queen 「Don't stop mi now」の使い所に注目だ。(笑)
個人的には、この作品を鑑賞している間は多幸感に満ち溢れた気分になってしまった。(笑)紛れもない傑作!
ゾンビコメディ
少しは笑えるけど
イギリスらしいホラーコメディ
ゾンビコメディ お好きな方へ
エドガー・ライト監督&サイモン・ペッグ主演の出世作、2004年映画。
ゾンビ映画をコメディ方面から描いた先駆的作品かな。
米国じゃなくて英国の文化が見れて面白い。そしてサイモン・ペッグが魅力的。エドガー・ライト節のようなショットも多々あり。ゾンビ映画愛も伝わって来る。監督、初期からセンスありありですなぁ。
あまり難しいこと言わずワハハと楽しむのが良いかな。レコード投げとクイーンを使った脱力シーンにニンマリしましたw
一貫した悪フザけ
お喋りにブラックな感じが足りない!!
ゾンビが登場するまで25分以上かかって長すぎます。中盤の計画を練るシーンでサイモン・ペッグのドヤ顔を3回も拝めるのは面白かったです。とにかくお喋りが無いと成り立たない映画なので、生存者がやや多く、後は用意された脱落シーンをあまり重要じゃないキャラから、こなしていく感じで緊張感もありませんでした。お喋り自体もブラックな感じが全然物足りません。終盤の突入シーンを中盤にして、そこから色々と展開して欲しかったですが、流石に低予算だと無理か。
名曲の贅沢な無駄遣い。
ショーン・オブ・ザ・デッド
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