「清々しく優しい作品になりました。」あなたへ やっくんさんの映画レビュー(感想・評価)
清々しく優しい作品になりました。
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映画館は、たくさんのお客様です。みんな、久しぶりの健さんを今か今かとお集まりのようですね。
「あなたへ」なんてタイトルに、ハンカチ片手に観ていましたが、そんなノスタルジーだけの映画じゃ無く、心温まる優しさに包まれた映画でした。
亡くなられた奥様からの遺言に、健さんは車で奥様の故郷へと旅に出ます。
そこで、もう一通の最後の手紙を受け取るために。
素晴らしい景色と雑多な人間模様を織りまぜながら、旅は終着となりました。
遺言の散骨も無事終わり、訪れた古い写真館に飾られていたセピア色の写真は、きっと奥様でしょう?
最後のはがきに残された「さようなら」の言葉に、健さんの中で止まってしまっていた時間が動き始めたようでした。
すべてを知る奥様からの、最後のエールと感謝の気持ちなのでしょう。
エンディングワードの「さようなら」を、自分ならどの様に受け止められるのかな?そう思いながら、優しさに包まれて映画館をでました。
(。-_-。)
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