ワールド・ウォー Zのレビュー・感想・評価
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危害、破壊、席巻。
役者としても制作者としても名高いブラッド・ピットの
制作/主演最新作。監督は『ネバーランド』等の人間ドラマの他『007/慰めの報酬』を手掛けたマーク・フォースター。
突然、世界規模で拡大し始めた謎のウィルス感染。
感染してわずか12カウントで狂暴化、陸上選手も
真っ青の速度で人間を襲い、加速度的に増殖していく感染者。
世界中が見る間に感染者に席巻されていく中、
辛くも生き残ったブラッド・ピット演じる元国連職員は、
家族の保護を条件に、『細菌学者と護衛チームを引き連れて
ウィルス発生源を探り、ワクチンを開発する』という
危険な任務に参加する事となる。
みたいなアラスジ。
恐怖の正体をはっきり見せない予告編だったので
何のジャンルの映画かピンと来なかった方も居られる様子。
流石に今はある程度ネタが割れているとは思うが、
本作は『28日後…』『ドーン・オブ・ザ・デッド』のような
猛速ゾンビ映画と同系統の作品と言って良い。
ただ通常のこのテの映画と違い、グロテスクな描写
(血がドバーッ!とか内臓ネチャーッ!とか)が極力
控えられており、物語の展開もメチャクチャ早い。
アメリカ→北朝鮮→イスラエル→……と場所をくるくる移動し、
息つく間もなく危機に見舞われる。
展開にウジウジしたところも無いので、
ストレスなく一気呵成に観賞できる。なので印象としては
ホラー映画ではなく、恐怖要素やや強めのパニックアクション
みたいな感じだ。
(同監督の『慰めの報酬』は展開が早すぎて余裕が無いと
感じたのだが、今回はこれが良い方に作用したと思う)
尊敬する芝山幹郎先生の評論にも書かれているが、
これならゾンビ映画がニガテな方でも割とイケるだろう。むしろ
そのテの映画を観ない方こそ、新鮮に感じられて楽しめるかもね。
ブラッド・ピットは相変わらず親しみ易いヒーロー性が良い。
奥さん役のミレーユ・イーノスも良かった。悲しい顔を見せずに
夫を送り出す、愛情豊かな妻。いざという時に足手まといにも
ならない強さもある(けど電話のタイミングはサイアク(笑))。
実は映画出演はあまり多くない方らしいですね。
残念なのは娘達がイマイチ存在感を発揮できなかった点かな。
ハイ、以下、不満点。
どうにも伝え難いのだが、鑑賞中は文句なしに
スリリングなのに、観終わってからの印象がどことなく薄い。
飛行機のシーンや“人柱”など、ビジュアルショックの
そこそこ強いシーンはあるのだが、スピード重視の展開が故に
強烈に頭に焼き付くまでに至らなかったのかもしれない。
人間ドラマとして感情に残る部分が薄めなのも要因かな。
それと、オチの部分。ワクチンを巡る話の決着に
納得はしているのだが……なんというか、一抹の不安が
残るような。本当にそれでずっと通用するかしらというね。
ま、それも含めての「戦いはこれから」という台詞だったのかも。
以上!
間口が広く、鑑賞中存分に楽しめるスリリングな映画に
仕上がっていると思います。
判定としてはホントは3.75といったところだが……
うーん……上記の不満点を踏まえて、
ちょい厳しめに3.5判定で。
けど、水準以上! 観て損は無い面白さです。
〈2013.08.11鑑賞〉
予想以上の満足感
結構よかった
程よい怖さを満喫
まあまあ。
B級としてみれば佳作
前評判の割には面白かった
完成までの道のりが長かった今作 何度も脚本家が変わり、撮り直しを経て、ようやく日の目を見たわけで大丈夫なのかと心配する声が多かったですが、意外とちゃんと出来ていて面白かった 期待が低かったからかと思うが、ストーリー進行と恐怖シーン、アクションのテンポもよく、ありきたりなストーリーではあるが、このゾンビウイルスの起源、対処法、今後この続編がどう終わりを迎えるのか気になっているということは、引き込まれているのだと思う
続編の公開がまだ先なので原作を読んでしまおうかとさえ。
グロさもホラー要素も比較的このジャンルでは万人受けのやさしい内容になっているし、程よい怖さでこの夏の大作にはもってこいです
ブラットピットの初パニックホラー大作は個人的にはいいスタートを切れたと思う
ブラピの初ゾンビモノ参戦映画
「世界各地にほぼ同時で大量に湧き出した全力疾走ゾンビが跋扈する地獄絵図。その只中に放り込まれたブラピとその家族が走り抜けてひたすらに生き延びる物語」という単純プロットかと思いきや、あららブラピは途中で家族と切り離され感染源求めて一人世界各地を流離うというお話でした。
お話がその方向だと、こう、やはりというかね、かなりミニマムな作りになってしまってますね。つか、なっちゃいますよね。
世界規模!世界戦争!を謳っている割にはブラピとその協力者のサバイバル描写に重きを置いてるので、局所的な展開になってしまうのは必然で、そこが観ていて少し「おや?」と思いました。ただただ、単純にダイナミックな展開を期待する人には物足りないかもなあ、と。
確かに自分もそのミニマム的な部分に「おや?」とは思ったんですけど、でもまあゾンビ映画のセオリーっちゃセオリーなんで別に嫌いな展開じゃなかったんです。
あとゾンビと云ってもグロかったり切り株だったりの描写を極力排除してて、ホラーが苦手な人にはかなり親切な設計だと思うし、ここは逆に好感持てました。
まつまり、受け手はこの映画に何を求めるか、てことだと思うんですけども、あまりに規模のでかいアクション巨編を期待するよりも、その期待よりやや半分くらいを想定して鑑賞に臨んだ方が宜しいかと思われます。
いや、面白いですよ。本当。
ディズニー風ゾンビ映画
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