「"新しいゾンビ映画"だった!!」ワールド・ウォー Z 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)
"新しいゾンビ映画"だった!!
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学生時代に15分の短編ゾンビ映画を撮ってたので、同じ時期に公開されてたこの映画は気になってました。確かにロメロの映画みたいな残酷描写は少ないけど、尋常じゃない緊張感と"新しい切り口"が詰まってました!
つまり映画の最大の要は"偽装方法"の獲得過程。ゾンビを全滅させるのでなく、"逃げるため"の術を探す。それも人間の体力任せやその場しのぎの腕っぷしでなく、獲物であることを認識させない"撹乱"で状況を打破する方法。なのでジャンルの比重としてはスリラー映画に近いので、残酷描写が苦手な人は見易いかもしれません。
主役を演じるブラッド・ピットもヒーロー的な役じゃなくてライフル持つ手の素人っぽさ、狼狽えながらの奮闘などなどゾンビ映画初主演で良い感じの気合の入れようで、緊張感を余計に引き上げる貢献を見事に果たしてました!
前評判が悪評目立って、実はそんなに期待してなかったのに、見終わってからは捻りの利いたゾンビ映画に疲れました(苦笑)続編ももう決まってますし、スタッフ陣がさらに豪華に!監督は『インポッシブル』のフアン・アントニオ・ヨハナ。脚本は『イースタン・プロミス』のスティーブン・ナイトとゾンビ映画らしからぬ実力派揃いの続編でしかも本格的に原作の内容に挑むらしく、本作超えの続編になる可能性に期待です!!
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