「いくらなんでも死ななすぎる」ワールド・ウォー Z ゼリグさんの映画レビュー(感想・評価)
いくらなんでも死ななすぎる
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街がパニックになり運良くアパートへ逃げおおせる主人公。
そこがダメになっても安全な空母に逃げられる主人公。
電話の音でみんなが死ぬことになっても自分はちゃんと生き残る主人公。
アホみたいに大声で歌われてまた街がパニックになってもちゃんと飛行機に乗れる主人公。
その飛行機が墜落して大破してもちゃんと生きている主人公とそのツレ。
すぐには死なない程度の毒物を運良く選んで体に打ち込み生き残る主人公。
何の問題もなかったかのように家族に再会する主人公。
めでたしめでたし。
ざけんな!!!!!!
テメーはラッキーマンか!!
もうこういうパターンいいんですよ。2012観た時と同じ気持ちになりました。
予告編もたいして見てなかったんで、要塞みたいなとこに閉じ込められた主人公が奮闘するみたいな話だと思ったんですよ。そんでゾンビ映画って言うもんだから、ゴアシーンも満載だと思ってたんですよ。
…なんすかコレ。どこを推してるんですかコレ。何に期待して観たらいいんですか。
たいがいこういう映画は「主人公は死なない」じゃなくて「死なないから主人公になってる」っていう考え方をするようにしてるんですが、それでもこれはヒドイ。
脚本がクソすぎます。普段は全く気にならないんですが、演出が突出してるわけでも、VFXが特に目を見張るものでもないので、そこが気になってしまうんです。
主人公に関係している人物以外の人々の扱いが雑すぎるのも気に入りません。厳密に言うと主人公の扱いが丁寧すぎる気がしました。
続編出来るとかいう噂ですけど、同じような内容ならもういいんじゃないでしょうか。
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