「アルマゲドンにあらず?」ワールド・ウォー Z ビルキーさんの映画レビュー(感想・評価)
アルマゲドンにあらず?
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見終わると「ワールドウォー」の意味がよくわかります笑
みんなのリーダー、アメリカが世界を救う!というアルマゲドン的な映画かな?と思いながら最初のほうは見てました。
エルサレムに元凶があるんじゃないかと匂わせられるシーンで特に。
実際はそんなことはなく、むしろエルサレムの指導者の「行動する人間」ぶりに、出来るな!と思わせられるんですが、最初にエルサレムが出てくるときの言及の仕方、思わせぶりじゃなかったですか?
さて、ブラピは世界中を飛び回り、行く先々で人と出会いつつ、各所でZに襲われます。
国連として始まり、WHOで終わるというのがいかにもって感じです笑
そういえばオープニングも環境問題、自然の脅威を意識させるものでした。
環境問題は否が応でも国際的な問題になる、国境を超えて広がる二酸化炭素が国際的な協力を強烈に引き起こす起爆剤になるかもしれない、という話を思い出します。
ともかく、アメリカナショナリズムプンプンの映画かと思って観たら、それどころかナショナリズムを(若干説教くさく?)否定するような映画でした。サラッと大統領死んでるし。
ナショナリズム無き国際的な協力の場では、人種宗教関係なく「行動する人間」が尊いのだ!というようなことを教え込まれた気がします笑
そして、国家忠誠を抜きにして、闘う理由として出てくるのが「家族」と。
エルサレムで、城壁が超えられる原因になったのが、国旗ふりつつの騒ぎだった、というのも、一つの警句……なのかも。
対ゾンビシーンはぶっちゃけ、走れ!か静かに!の2パターンしかなくて単調っちゃ単調ですがまあゾンビですし。
ゾンビですしね。はい。うん。
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