「9.10..11... ゾンビ禍を全力疾走!」ワールド・ウォー Z アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
9.10..11... ゾンビ禍を全力疾走!
お盆ですし、死んだ人が帰ってくる映画を見ようと思ったのですが・・・あ、これは感染系のお話でしたね😅
後で検索してみて知ったのですが、本作はnews week 紙の「コロナ危機の今だから見るべきパンデミック映画7選」に選ばれていました。でも、この感染の広がりようはコロナどころの騒ぎじゃないです。ゾンビがこんなに大量発生する映画って初めてかもしれません。よく世界中がゾンビになったって言葉だけで済まされる事が多いのですが、映像で見せられるとインパクト大です。それに、たった12秒で発生って早すぎでしょ!それで全力疾走で追いかけてくるんだから、そりゃ広まるわな~。
ブラピが優秀な元国連職員を演じています。最初のビルから脱出の時に、ゾンビの血がかかったからってビルの端まで行って12秒数えるシーンはとても判断力が高い事が伺える描写です。それにしてもけっこうドジっ子なんですよね。大事な所で携帯鳴ったり、缶を蹴ったりとメッチャうかつです。
1つの街とかで話が終わるゾンビ映画が多い中で、ワールドワイドに世界中を飛び回るのも本作の特色ですよね。アメリカ東部のフィラデルフィアから始まり、アメリカ大陸、太平洋を越えて韓国、そこからユーラシア大陸を渡ってイスラエル、そしてウェールズへ行って、ラストはカナダって何気に世界一周してるやん!まさに世界中ゾンビだらけでした。
イスラエルの壁を登るゾンビの描写や飛行機の密室内でのゾンビ襲撃、致死性ウイルスで難を逃れるオチ等なかなか良く考えてあって面白かったです。最後が「俺達の戦いはこれからだ」エンドなのに続編の企画がポシャってしまったのは残念な限り。それでもゲームにもなってるみたいですし、いつか続編が観れる日が来るかも知れませんね。