劇場公開日 2012年8月25日

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「原作を読んでいない上での感想です」闇金ウシジマくん パースィさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0原作を読んでいない上での感想です

2013年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

昨今、漫画の実写化が流行っていますが、
その中でもこの映画は割とよく表現できていると周囲でも言われていました。
なので、表現は稀に見る成功作品に入るようですね。

ここからは、原作を知らず映画をみた私の感想になりますので、あしからず。

ウシジマって、結局どんな人なのでしょうか?
それが、第一です。題名になるなら主人公のはずです。それにしたって印象が薄い。金を借りた側の人間模様に視点を置いているのは分かりますが、これでは、ウシジマ君はただ金を取りにくる役柄になってしまいますよね。それで良いんでしょうけど、私のように漫画をみてない人間にとって、ウシジマという主人公が、主人公である意味がまったく伝わってこなかったのです…。

役者として出演した大島優子は、AKBという肩書きが邪魔をしてかなりマイナス出発でした。それにしては頑張った方ではないでしょうか。とはいったものの、金を借りた側の人間の中では同情心を煽る役に回ったようですが、(つまり結構重要な役柄なのに)演技にインパクトが無いのもそうでしょうが、これまた印象が薄い。役者これからもやってくのかしら。

そして、金を借りた側としてはクズ代表の小川純。
若者が夢を見る事は良い事。でも、この人の夢がやけに強調され、お金返さないから丑嶋たちにに邪魔されて「俺は夢を叶えてぇのになんで邪魔すんだチクショー!」みたいに言われても…それはあなたお金返さないからそうなるんでしょうって。
でもその夢の描写があんまりにもきらきらしてて、頑張れとかって思っちゃうから、中途半端に応援したくなっちゃうから同情しちゃうわけで。
なにこれ後味悪い。ってなるわけです。

丑嶋くんの描写を強めて、そんなに金借りた側のキャラを強調させなければ、もうちょっとすっきりしたんじゃないかなあってなりました。

原作がこういう流れなら別に問題無いのですが!笑

パースィ