「ジョセフの表情がイイ!」50/50 フィフティ・フィフティ りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョセフの表情がイイ!
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脚本家の実体験に基づいた作品というだけあって、とても好感のもてる作品だった。
27歳で、がん宣告されてしまったアダム。
生きられる確率は、50%。
どうするよ~、オレ~。。。
とりあえず、治療しなくっちゃ。。。
回りの者にがん告知をしてから、
過保護に拍車がかかる母親。
自分のことが一番大事が、より強くなる彼女。
女のことばかり考えている親友。
やたらと同情する会社の面々。
無表情な医師。
経験不足の若すぎるセラピスト。
辛く苦しい抗がん剤治療を始めるが、その治療で知り合った初老の二人も亡くなる。
抗がん剤治療の効果がなく、とても難しい手術を受けることになるアダム。
がん宣告から、ず~~~っと、普段通りの自分でいることを心がけていたアダム。
でも、その我慢も限界に。
アダムが、心の言葉を叫ぶシーンは、とても感動する。
回りの皆に心配をかけまいと我慢していた心の叫びを、やっと、言えたね! 言ううことができたね。
なんやねん、いつもいつもノー天気で!!と思っていた親友の、陰での努力。
母の悲しみ。
≪いつもと同じ≫ことをすることの、大変さ、大切さ、有り難さ。
それがわかる。
病気だということで引き起こされる悲壮感やお涙頂戴がなく、とても爽やかだった。
アダムとカイルの会話が、とても可愛くて可笑しい。
ジョセフは、とても表情が豊かで、言葉以上の言葉を、お顔で伝えてくれた。
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