アタック・ザ・ブロックのレビュー・感想・評価
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不良少年のドタバタ劇
一応、エイリアンは出てくるがほんの添え物、軍も出てこず警察も役立たず、殆どは団地の不良少年たちが逃げ惑うドタバタ劇。
実際に英国のタワー団地の治安の悪化は社会問題化しているらしいが中学生程度の悪がきが強盗や大麻づけとは嘆かわしい。そんな不良少年たちがエイリアン退治に奮闘して最後は英雄扱い、非行少年に妙に同情的で肩入れが過ぎる気がするが反抗期の若者たちには受けるのでしょう。
エイリアンものと期待したが、牙だけ光るゴリラ狼であっさり子供に倒されるのだから怖さもほどほど、登場シーンは暗闇ばかり、明かりが点いたと思ったらスモークだらけでいずれにしても姿をぼかす撮り方は着ぐるみの粗隠しとしか思えません。
明らかにジュブナイル向けの怪物アクション映画なのでおじさんの感想は無用かも・・。
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自宅で鑑賞。英国産。良くも悪くもサラッと観れる娯楽作。眼の無い黒いエイリアン、造形が良く魅力的だが、小柄な女性がスーツアクターだった着ぐるみは二匹分のみ用意されアニマトロニクス無しで撮影(この為、経験不足の子役達はリアルな演技が出来たと振り返っている)し、複数匹の合成や光る口等、ポストプロダクションで仕上げたらしい。ほぼ時系列順に撮られたソウだが低予算故、シナリオを15頁程度削ったらしく、短めの尺になってしまったと云う。“モーゼス”のJ.ボイエガ格好良いが、ラストは微妙であと一捻り欲しい。60/100点。
・元々、南ロンドンで生まれ育った脚本・監督のJ.コーニッシュが、冒頭でJ.ウィッテカー演じる“サム”の様に実際に強盗に遭った事で発想された物語だソウだ。亦、L.トレッダウェイ演じる“ブルース”は、20代の頃の監督自身がモデルらしい。
・舞台となる“ウィンダムタワー(J.ウィンダム)”を始め、“ムーア(A.ムーア)”、“ハクスリー(O.ハクスリー)”、“ウェルズ(H.G.ウェルズ)”、“クラーク(A.C.クラーク)”、“バラード(J.G.バラード)”、“アダムス(D.アダムス)”、“クレイトン(J.クレイトン)”、“ハーバート(F.ハーバート)”、“ジェームズ(M.R.ジェームズ)”等、地名や建物のネーミングに遊び心が窺える。
・鑑賞日:2013年2月4日(月)
不良たちが一気にヒーローに!という前宣伝には軽く裏切られた感じ。...
不良たちが一気にヒーローに!という前宣伝には軽く裏切られた感じ。
なぜ彼らや麻薬の売人たちばかりが襲われているのかという理由は最後にわかる。団地を守るためと頑張ってきたのだが、最初に殺してしまったエイリアンがメスであり、その残したフェロモンのせいで執拗に狙われていたのだ。
SFパニックとしては、かなり狭い範囲での出来事となっている上に彼ら不良たちの奮闘しか描かれてないのが緊張感を失う原因。最後には警官が大量に投入されているんだから、途中でも描いてもらいたかった。
ゴリラのようで牙が光るという斬新なデザインのモンスターだったけど、着ぐるみというのがわかる大きさなのも残念・・・
ライトなコメディだとばかり思っていましたが意外と硬派で芯がしっかりした良質な低予算SF
ある日貧困層が暮らす団地に落ちてきた謎の飛来物。カツアゲ最中の不良グループがその飛来物から飛び出した生物を追いかけて殺してしまうが、その後も降り注ぐ飛来物から這い出した謎の肉食生物体が住民に襲い掛かり阿鼻叫喚の事態になり、不良グループは武器をとって生物体に立ち向かう決心をする・・・という『エイリアン2』in県営団地みたいな話。
ライトなコメディだとばかり思っていましたが意外と硬派で、芯がしっかりした良質な低予算SF。イギリスの階級社会の閉塞感をきっちり下敷にしていて、物語が不良少年達の成長譚にもなっている辺りは、むしろ『スタンド・バイ・ミー』in市営団地とでも呼ぶべき佳作でした。
低予算ならではのアイデア勝負映画として、まずまずは楽しめました
低予算のB級エイリアン襲来物としては、まずまずは楽しめました、タランティーノが絶賛なんて文言も目にしましたが、確かにこれはいかにもタランティーノが好きそうなB級SFパニックホラーだったかもしれませんね。
まあ真面目に大作SFパニックホラー物と比べてしまえばそれは相当落ちますが、低予算なりのアイデア勝負映画としてならば、十分見て損の無い内容だったと思いましたよ、主人公達が暮らす低所得層の団地周辺のみと言う、物凄く狭いエリアでのパニック物なんで、スケール感はとても小さかったですが、途中で明かされるこのエリア限定の理由がなかなか説得力のある理由だったりして、そこはちょっと面白かったです。
団地の不良少年軍団VSエイリアンなんでどうしてもご都合主義な部分は否めませんでしたが、少年達が主人公の割にそこそこグロい展開もあったりで、まあまずまずの見応えはあったかなと思いました。
ただエイリアンが、あまりにもちんちくりん過ぎて、全くエイリアン感は無かったですね、牙だけ見える黒いモフモフした生き物で、ほぼゴリラ?熊?サイズ感と言い、相当ショボそうなエイリアンでしたね、でも狂暴は狂暴なんで、侮るなかれ、死人も思いのほか出ましたし、ユルそうに見えて意外と終始緊張感があったのは、私的には結構好ポイントでした。
製作総指揮にエドガー・ライトの名があったことからもう少しコメディ色の強い映画だと思って見たので、そこはちょっと意外でしたね。
まあしかしこの映画は、主人公達に共感できるか、そこが鍵になる映画だったかもしれません。
ダメな人はとことんダメでしょう、15歳以下の少年達とは言え、ほぼプチギャング団でしたから、序盤の描写で大なり小なり不快感は免れないと思うので、私もこれはどうなのかなぁ~と、微妙に感情移入できないまま見ていたのが正直なところでした。
ただギャング団のリーダーのケジメのつけ方が良かったので、終わってみればこれはこれで悪くなかったように感じましたけどね、イギリスの社会問題を織り交ぜながらエイリアン襲来物を作ったと考えれば、なかなか味のある作品だったのではないかと、ホント終わってみればそう思えるって感じなんですけどね。
それにしてもリーダーのモーゼスを演じたジョン・ボヤーガの存在感は突出していましたね、その後スター・ウォーズ俳優となったのもこれは物凄く納得、時々デンゼル・ワシントンのようにも見えたり、とにかくスターのオーラに溢れていました、終盤に向かうに連れて覚悟を決め顔つきが変わっていく辺り、何気に惹き込まれてしまいましたよ、刀で戦う姿もキマッてましたね!逆に団地の住人ニック・フロストは、特に何もせず、ある意味彼らしい存在感を放っていたかと(笑)
あと不良軍団も、やっぱりまだ少年なんだなと思わされるような、ホッとできる描写も結構好きでした、それと全体的に小道具の使い方も何気に上手いと感じた作品でしたね。
まあ看護士のサムの使い方とか欲を言えばもっと面白くなる要素はあったと思うのですが、でもこれはこれとしてまずまずは楽しめた映画だったかなと。
青春モンスターパニック
前から気になってはいたが、某CDショップにて「スタッフイチオシ!」と書かれたポップを見つけ、良い機会だと思い購入。
主演のジョン・ボイエガは後に「スター・ウォーズ /フォースの覚醒」でフィン役に抜擢される。うむ。大出世だ。
本作はレビューのタイトル通り、青春モンスターパニックそのものであり、地方のヤンキー少年らが正体不明の怪物と戦う物語だ。ヤンキーと言えどまだ子供であり、親の前では良い子ぶったり、会話内容が幼かったりなど子供らしい部分も多く描かれている。そんな子供たちが地球の危機にもなり得る怪物と死闘を繰り広げる。なんだか裏の「SUPER8/スーパーエイト」を観ているようだが、裏ならば裏こその楽しさが本作には沢山あった。万人受けする作品ではないが、こういう作品もたまには必要だ。
思い出したのは『クリッター』
見る対象が中学生以下位か?
不良少年VS毛もじゃのエイリアンの対決。
メスのエイリアンを殺した事で、オスが集まってくると言うはた迷惑な内容。
被害者が少ないのか?目撃証言が少ないのか?警察に逮捕される不良少年グループ(笑)
連行される少年ギャングたちにブロックの住人が名前を連呼してエイリアンをやっつけたことを称え、少年たちはニヤリとするが、全く共感出来ない。
楽しい
子供達の目線で、常に一生懸命で戦ってる彼らの行動は応援したくなるし、共感できてハラハラして、とにかく楽しい。
舞台設定が団地というのも問題意識を含んでいて、クドくなさすぎずちょうどいいと感じた。
モーゼス達のメインのストーリーがありながらプロムズとメイヘムのストーリーがあって、彼らにとっては水と花火の戦いが全てで、見ていても愛おしくて楽しい。
中学生vsエイリアン
教育的な配慮なのか、最後に国旗で助かったり、英国らいしい映画でした。
クリーチャーも歯だけが光って全身黒ずくめ、あえて見せないやり方も○
中学生をターゲットとした映画なんでしょうが大人が観てもいけます。
70点。
面白かった、ちょうど良かった
フィン役のジョンボイエガ君が観たくてDVDを借りてみる。面白かった!時間短めで、話も大きくなくて、団地の中の一晩の話で、エイリアンも微妙な怖さで(イノシシくらいの強さだろうか)、テンポ良く進んでいって、登場人物たちもみんな良くって、子役も上手かったし、音楽もカッコよかったし、でも全体的にカッコ良すぎなくて、落ち着いて観れた。
最後はちょっと感動もして、満足だった、これくらいのサイズの面白い映画は家で観るのにちょうどいいと思った。
ヤンキーが世界を救う
「宇宙人達が団地を襲ってくるから、団地の不良達が応戦しました」って内容のスッゲー狭い世界のSFモンスター映画。でもなかなか面白かった。モーゼス、カッコいい!フェロモンに引き寄せられてるなら、牙を剥いて来なくてもよくない?何て思ってみたり…
期待し過ぎました。
面白い映画ではあるんですが、なんかイマイチな印象でした。不良キッズが身近な武器で未知の敵と闘うところや、不良ならではの展開やアイデア等の称賛すべき所があります。
ですが、なにか足りないというか、スカッとしないんですよね。なんて言うか、 盛り上がりに欠けている作品というイメージです。
子供達を次々と殺すのも少々どうなのかなと思ってしまいました。
緊迫感や、ホラー,サスペンス要素があればもっと楽しめたと思うんですが、単純過ぎて少し飽きてしまいました。
また、黒い体毛のフサフサエイリアンは好きですが、未曾有の大災害なのにパニック感が薄いのが気になってしまいました。
B級映画としては高水準だと思いますけれども。。。
Blu-rayを購入するのは気が引けますが、暇潰しには持ってこいです。
非常に上手くできた痛快パニックホラー
この映画はパニック映画、ホラー映画として存分に楽しめて、その上ちゃんと貧困や格差といった現実問題がしれっと描かれていて、最後は感動できるという本当によく出来た映画である。
「ホラー映画なんて怖いだけでくだらない」とか思っている人は少なからずいるだろうが、しかしホラー映画こそ、うまくいけばだが、ギャグやドラマやアクションやサスペンスを全て詰め込むことができるのだ。そしてこの「アタック・ザ・ブロック」はまさにその好例なのである。
友達と騒ぎながら見たい映画
まず発想が素敵。子供の夢というか妄想を形にする映画はそれだけで好印象笑少年ギャングとエイリアンの組み合わせ、面白いです。でも結末は若干しか救いがなかったり、血はちゃんと見せたり、ファンタジーにはなってないのが良いバランスですね。
エイリアンものはそんなに見たことがないのでその面からの評価はし難いのですが、そんなに真新しい感じでもないかな?でもこの作品の魅力はそれに対峙する人間=ロンドンの少年ギャングたちのキャラにあることは間違いないですね!実際地関わりたくはないけど見てる分には面白いし、最後まで観たら彼ら、特にリーダーのモーゼズには愛着が湧いてしまう。彼の役者さんにはもっと有名になって欲しいぐらい。
会話の中に実際のサブカルものが出てくるのは彼らの実在感や親近感が増して良いはたらきをしてると思います。あと小学生ギャング2人組がたまらなく可愛い。
ここまで褒めちぎりですが、内容の割にそこまでズドンと印象に残る作品ではなかったですね。無難に良いぐらいなのでこの評価で。あ、でも友達と騒ぎながら見るにはうってつけかもしれません。
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